光が差すその先へ

ネタバレ

2025年1月3日

このレビューはネタバレを含みます▼ 過去に大切な人を失い、時間がそこで止まっている（いや、止めているのかも）サイトーさんに、タカヤという名の眩い光が降り注いだ救いと再生の物語。
タカヤはいろんなことに純粋だから、人から言われたことをちゃんと自分の中で消化して、行動に移せる稀有な人間だと思う。そんなところもサイトーさんを一番暗い夜明けから引き上げてくれたんじゃないだろうか。
もちろん途中読むのが辛いシーンが多々ある。それでも最後にドアを開け、光が差す方へ歩き出すサイトーさんを見届けるシーンは何度も読んでも震えます。

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