落ちこぼれΩの俺が異世界でα公爵様の“金曜日の恋人”になりました~あの、恋人なのは金曜だけのはずですが?~
」のレビュー

落ちこぼれΩの俺が異世界でα公爵様の“金曜日の恋人”になりました~あの、恋人なのは金曜だけのはずですが?~

綺沙きさき/冬之ゆたんぽ

長編…!

ネタバレ
2025年1月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 実は上巻の辺りは他サイトさんでちまちま読み進めていたのですが、続きが気になり過ぎて「これは購入するしかない!」と思ってシーモアさんで購入しようと思って、上下巻ものの長編作品と知った次第です。

正直、上巻部分は滋の自己肯定感の低さと言うか、自虐的なところにちょっと辟易とする部分もあったり、ディランの本当は賢いんだろうに何でこんな急にポンコツなの?って感じの中身のない俺様具合にも辟易としたところはありました。
…ありましたが、結局、それは最後の充実したハピエンには欠かせないものだったんだなぁと思います。
滋&ディランがお互いに自分の中で"欠落しているもの"を充足させる為に。
そしてそれがかけがえのない自信になる…本当に素敵なお話でした。
特に2人が固い絆で結ばれる前後、結構泣きました。

2点ほど希望を挙げると、アーネストと滋&ディランが会うシーンは読みたかったなぁと。
余韻だけの方がいいのかもしれないけど、お互いに幸せだよって報告しあうのを見たかったなぁー。
後はあとがきに書いて頂いてはいますが、清崇視点、周藤視点でショート読みたかったですね。
そして、ショートの恋文花の種に託したお互いへの10年後への恋文…ディランのは少し触れられていたけれど、滋のが全く分からなかったので後日譚と言う名の続編と言うかショートでも良いので読みたいです。

恐らく、後日また読み返したくなりそうなので、上巻も購入決定ですw
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!