このレビューはネタバレを含みます▼
本来木登りや魚釣りが大好きで妃教育が嫌でたまらず婚約破棄されたいレティシアと、彼女のことが好きで絶対結婚したいクラークのお話。
購入当時試し読み部分を読んで面白かったので3巻まで一気に購入したはずでしたが、積読しているうちに私の好みが変わってしまった模様です…。
この作品はコメディです!
頭にこの言葉を叩き込んでから読まなければ、結構厳しいと思われます。
普通にツッコミどころ満載過ぎて、いちいち突っ込んでいたら疲労感しか残りません。
とりあえず妃教育が嫌なのは分かりますが、あんなに嫌がって逃げ出す令嬢…王妃に相応しくなくない?
演出上かもしれませんが、嫌がり方が尋常じゃありません。
クラークが一目惚れして成立した関係かもしれませんが、彼女の為にも彼が諦めるという選択肢もあったのでは?(話が始まらなくなるw)
王宮に戻ってからの逃走劇も理解に苦しみます。
ガラス割ったり、壁に穴開けちゃダメでしょ。器物破損…誰も追求しないのはどうかと思います。
2巻でも引き続きこの作品はコメディだと思っていても、国家としてどうかしているとしか思えない展開。
お粗末な誘拐事件が無かったことになり、そのまま迷惑をかけた国に居座る誘拐犯の隣国第三王子。
そしてしれーっと結婚式を挙げて良い感じになったと思った主役カプは、永遠のモダモダスパイラル。
キス以上に決して進みません。
新婚旅行も2人きりになるのが恥ずかしくてオールスターでお出かけ。
馬車も部屋も別々。
3巻でも引き続き旅行してますが、相変わらずモダモダ。
この巻で一区切りつくかと期待していましたが、これ以上は一生進まない感じでした。
この王国…滅びそう(笑)
4巻からはブリアナとレティシア兄の話になる模様。
レティシア達よりは面白そうですが、残念ながらこれ以上読もうという気にはなれませんでした。
どうでもいいのですが、19歳は未成年と言ってお酒を断っていましたが、結婚は適齢期ギリギリ。この世界の年齢設定はどうなっているのでしょうか?
矛盾しか感じませんでした。