短編だけど沁みる




2025年1月13日
恋愛前夜の番外編のマンガ。小説の方を読んでからこのマンガをお勧めします。主人公二人の結構ハードなお話で、ナツメがズタボロになるけど、相方のトキオはずっと前から失恋してたので二人とも愛情を確認するまではボロボロ。そのボロボロ感が何度も読み返したくなる。そうした二人のその後の暮らしがトキオの視点から描かれています。マンガ家として、売れるようになったトキオがナツメを想い抱きしめてこがれるさまが、泣けてくる。あゝ、トキオのデビュー作はナツメに焦がれる話だった。短いですが、小説の余韻がひたひたと押し寄せて味わい深い作品です。人をこんなふうに愛せるなんて素敵です。
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ゆきんこ さん(女性/50代) 総レビュー数:316件
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