あのとき君とシておけば。
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あのとき君とシておけば。

上田にく

SNSの闇… 実際あったら怖いけど面白い

ネタバレ
2025年1月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いで積ん読から。表題作のみ全6話+描き下ろしで合計200ページ。高校時代に恋人同士だった理久×高嶺。ピュアなお付き合いだったけど、いざそういう雰囲気になった時にビビって理久を拒絶してしまい、自然消滅に。大人になっても初めての恋人を引きずる高嶺が、ゲイバーで当の本人・理久と再会して…というお話。インターネットの受け売りを鵜呑みにしてすぐ感化される高嶺さんが面白過ぎました!ピュアなんですが、斜め上な感じが面白くて、やっぱり作者さんの作品好きだなー。年上だからリードしなきゃと頑張る高嶺さんにすごい好感が持てます。一見、理久が大人っぽくて落ち着いて見えるので、あとは高嶺さんの頑張り次第かなーなんて思っていたら、理久も負けず劣らずのヤバい奴でしたね笑。二人の間に無理やりねじ込まれたバー店員の本宮くんが不憫すぎて笑えました。すれ違いやモダモダが大好きなのですが、これ以上拗れてほしくなかったから、これくらいのタイミングで高嶺さんの諸々が理久にバレたのは良かったなと思いました。モダモダしすぎず、あっさりしすぎずの絶妙なタイミングだったと思います。あと、理久の同僚・越地さんだけなんか絵のタッチが違うのも好きでした。というかこれは越地さん×本宮くんもなんか始まりそう笑。
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