6と7【コミックス版】
」のレビュー

6と7【コミックス版】

凡乃ヌイス

読了後のシーモア特典イラストが…

ネタバレ
2025年1月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ もう言いたいことは沢山あるんですが、このお話がメリバだとは言いたくなくて、かと言ってハッピーエンドなのか?と聞かれるとそうとも答えにくくて…。
人の記憶を読み取り、その人の大切な人に擬態して心の隙間に潜り込むって正に寄生そのものなんですけど、禄斗の本来持った無垢さというか悪意のなさが七海を救っていたと思うので、短い時間の幸せな思い出が元恋人の代替とはならないし、それだけで二人が出会い過ごした意味が悲しいものとは思えないんですよね。
そしてラストですよ。解釈様々ですが、生まれ変わり?全くの別人?だとしても臍はないわけで、個人的には結局茨の道なのか…?と考えさせられる終わり方でした。
でもシーモア特典のイラストが、最も悲惨な場面を切り抜いたシーンの筈なのに、二人を見てたら種族も生死すら超えて愛しく笑い合える存在の尊さで胸がいっぱいになったので、やっぱりメリバとは言いたくないんですよね。
いいねしたユーザ11人
レビューをシェアしよう!