死に戻った先で待っていたのは高潔な騎士様との蕩ける無限初夜でした
」のレビュー

死に戻った先で待っていたのは高潔な騎士様との蕩ける無限初夜でした

犬咲/ぬるめのおゆ。

初読み作家さんでした。

ネタバレ
2025年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ なかなかな設定でしたが、一気に読んでしまいました。
と言うか盛り沢山でしたね…
死に戻り、発情の呪い、呪いの発端の人物…となかなかに濃い…と言うか色々あるのですが、何故かそれがくどい訳ではなく、とても上手く纏められていて非常に読み応えがありました。
物語全体としては、そんなに長いお話でもないのに長編を読んだような読後感。
その中にしっかり人物像が描かれていて…恐らく主要登場人物だけなので迷子になりにくいのかなと。
フラグもしっかり全て回収して頂けているので、すっきり読めました。素晴らしい!

黒幕たちの最後…何とも同情の余地もないのですが、どんなお仕置き…『処置』をされているのか…知りたくない気もしますが知りたい様な…怖いもの見たさってヤツでしょうかw
男性でも男の精を放たれたら良いんですね…でも孕めないから一生解けないんだろうか…
反省してなさそうだから、一生このままなんだろなw
しかし壊さない程度にね…と看守長に告げたクレマン王子も結構非情よね…でも次の王たるものはこれぐらいじゃないとね。

アニエスは優しく性格の良い娘さんで、ティグレは高潔な騎士…クレマンは優しく聡明…残った登場人物たちは言うことなしでした。

犬咲先生の他の作品も読んでみたいと思います。
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