太陽と月人
」のレビュー

太陽と月人

飯田晴子

理屈屋にはついていけなかった

ネタバレ
2025年1月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 183ページ。
転生もの好きなので読んでみました。が、これは読むのが大変でした。理屈屋には「?」がずっと脳内に浮かび続けてしまって、作品のテーマであろう「魂」にまで思考が及びませんでした。
時空を超えた生まれ変わりというのは良いにしろ、過去の同一性も無いパラレル的要素も見受けられたり、うまく時間と人物が噛み合いませんでした。
キャラの性格も漠然としていて実在感が薄い。
個人的には、慎重派の主人公が医学部に入って新歓コンパで急性アルコール中毒、っていうくだりが一番冷めました。
太陽の成長後の姿も、あれだけ兄に大事にされて育ってたのに強カン未遂するようなのになるっていうのが違和感すごかった。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!