幸運王子と不運令嬢が相殺結婚したら溺愛が始まりました(単話版)
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幸運王子と不運令嬢が相殺結婚したら溺愛が始まりました(単話版)

しゅりお/西根羽南

第12話迄イジメに呆れ、ヒロインにイラッ

ネタバレ
2025年1月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインが不運令嬢と揶揄され、幸運王子と結婚するとさらに酷いイジメに合う物語。第12話迄我慢して読みましたが、爽快な場面は無く、イライラばかりでした。ヒロインが1人になる時を狙って暴言等のイジメを受ける、王子が現れて庇う、、、処罰がされないのでこの繰り返し。しかも、そのイジメ内容が幼稚で呆れるレベル!ヒロイン妹が文書偽造をして王宮に無断で押しかけ、王子妃に暴言吐いて、紅茶をかける!(これは犯罪!) ヒロインが王女主催の茶会で泥入り紅茶で接待される。(ヒロインよ!証拠品を確保しなさい!)、、、とまあこんな虐めが続いてます。そしてヒロインのイラっとする無抵抗姿勢。自己評価が低いとかのレベルではなく、判断力が欠如。そして物語設定上そんなヒロインに惹かれはじめる幸運王子(共感不可能!)、お約束どおり超鈍感恋愛脳のヒロイン。読者は物語に何らかの感動を求めています。イジメにあうたびに俯いて王子を待ち、王子の優しい言葉に頬を染る愚鈍なヒロインのどこに感動できますか?不快感MAXです。ただ、この物語ではヒロインだけではなく、幸福王子以外のほとんどのキャラが酷過ぎて実在感がありません。人間モドキが演じている塩っぱい紙芝居だと思い、感情移入しなければ流し読みできるかもしれません。(勿論、この作品に物語世界はありません。王権がフツウに機能していれば、王子妃への公衆の面前での暴言には、何らかの罰がくだされるハズです。)物語は我慢して読むものではないので、私は脱落決定です。
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