半魔の竜騎士は、辺境伯に執着される【シーモア限定版】
森永あぐり/矢城慧兎
天名
さん
(女性/20代)
総レビュー数:13件
このレビューはネタバレを含みます▼
2巻まで読ませていただきました。本当に素敵な作品でした!主人公カイルの生い立ちに心が持っていかれそうでしたが、、、(;o;)
カイルがこんなにもまっすぐ育ってくれて本当によかったです。悲しい現実がありながらも、支えてくれた周りの人たちのおかげなんでしょう。。カイルの生みの親であるコンスタンツェが'なぜカイルにだけ救いの手があるのか'と言っていましたが、それをしてもらえるだけの人柄というか、優しさをカイルが持ってるからなんでしょうね(じっちゃんに救われたのは運命か、)
ここから重大ネタバレ→→→→→→→
大切な人や支えてれる人達がいながら、なにか寂寥感を抱えていたカイルですが、それは本当の家族、血の繋がりを求めていたようです。たぶん。生みの親からは何度も殺されかけ、望んでいない子だと言われたカイルですが、魔族の国の王キトラが血縁者だと判明します。そこで、キトラがカイルに"誕生を喜んだ血縁がここにいる(自分)"的なことを伝えるんですよね。。もうそこで大号泣。この日本では、望まれて生まれてくることが多いですが、実際にそうでない子は現代にもいます。その子達全員がこの言葉を待っている気がするんです。本当に素敵な言葉、素敵な作品でした。ありがとうございました!3巻目待ってます!
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