すんで、みつけて、きらめいて【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】
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すんで、みつけて、きらめいて【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】

青梅あお

疎遠になっていた幼馴染のくれる安心感

ネタバレ
2025年1月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 久野澄哉と早川央良は家が隣りの幼馴染で、小学生の頃までは仲良しだったのですが、お互いのことが好き過ぎて起こした小さな諍いをきっかけに遊ばなくなってしまいました。それが高3になって席も近くなり、文化祭の準備をするうちに次第に元の距離感に戻ってゆきます。文化祭が無事に終わると、いよいよ進路を決めなくてはなりません。進路に悩む央良は、澄哉の後輩から澄哉の推薦入試が終わったと聞いて、自分が知らなかったことにショックを受け、同時に澄哉への恋を自覚します。この辺り、自覚してから秒で告白という流れがかなり唐突でした。ただ、文化祭の二人だけのプラネタリウムや受験前日の冬の夜空の下でのハグがとってもエモかったです。宇宙が好きで真面目な優等生の澄哉が、これといって得意なことややりたいことを思いつかない央良を支え、央良もこれに応えようと頑張ります。なんとも初々しいエロシーンが良きでした。
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