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今月(10月1日~10月31日)
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シーモア島


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日本の武道場の息子×イタリア富豪の御曹司2025年9月30日日本に留学に来たイタリアの太富豪の息子カルロとカルロの護衛をすることになった同じ大学に通う桧垣弦のお話。すぐにお供や監視役から逃げ出してしまうカルロは、何か調べたいことがあるらしく図書館や美術館に行きたがります。お目付け役を遣わす本国の当主と折り合いが悪いことを知った弦は、カルロを道場を営む自分の家に連れて帰ります。道着を着て武道に挑戦したり、日本式の大きなお風呂に入ったりして桧垣四兄弟の素朴な温かさに触れたカルロは心を許したのかその夜、寝言で「かあさん」と呟き涙を流すのでした。不器用系の日本男子と華奢な金髪ツンデレ御曹司、さらに桧垣兄弟らキャラも設定も良いのですが、ダイジェスト版かと思うほど駆け足で、特に母親を訪ねた後のスパッとした終わり方には不完全燃焼感が否めませんでした。カルロの母親違いの兄とその執事の『カァディルとジュスティーノ編』が続きます。10歳のジュスティーノが南アジアの町で、イタリア語を話す少年カァディルと出逢います。真面目で頼れる褐色執事に、いかにもおぼっちゃまなジュスティーノが思う存分甘えます、タイプの異なる4人を描く一冊でした。
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2匹のリスが見ていたのは……2025年9月28日製菓学校に通う小松理央は、満員電車で降りる手前の駅で押し出されそうになってしまいます。そこをよく同じ車両に乗り合わせるイケメンがぎゅっと抱き寄せてくれて降りずに済みます。「それじゃまたね」とカッコよく去って行くイケメンをぼーっと見送っていた理央は携帯がないことに気がつきます。駅には届いておらず、最寄りの交番に行くと、そこに先ほどのイケメンが勤務していました。羽角さんに指摘されて、携帯は理央のカバンから無事発見され、理央は恥ずかしい思いをすると同時に改めて羽角さんを素敵な人だなと思うのでした。お礼にスイーツを作ったり、バイト先のお店を紹介したりして少しずつ二人の距離が近づいてゆきます。途中、羽角さんに女性の影が差したり、理央にストーカーの魔手が伸びたりしつつ、真面目なおまわりさんとパティシエの卵くんとのほわほわ甘くて口溶けの良い恋が成就します。表紙ほどにはエロくありません。個人的には羽角さんの制服姿をカラーで見たかったです。
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ケンカも恋も同じ熱量で返してくれる相手2025年6月27日直品開発会社の企画営業部の楳沢は、上司と飲みながらかつての同期•開発部の波瀬のことを思い出します。色々細かく指示されて嫌な思いをしたものの、波瀬との仕事はしっかり成果も出ていました。けれども波瀬は突然会社を辞めてしまったのでした。楳沢はなんとなく帰りたくなくて目についた適当なバーに入ると、なんとそこにバーテンとして波瀬がいました。酒は飲めないと思っていた波瀬が滔々とビールについて語るのを聞くうちに、酔いも手伝って楳沢は波瀬が自分に黙って会社を辞めたことに沸々と怒りが湧いてきます。かなり酔っ払っている楳沢に波瀬は、ここはゲイバーで危ないから帰れと言うのですが、楳沢は負けず嫌いの屁理屈で噛みついて波瀬にキスされてしまうのでした。不器用な波瀬と、すぐにカッときてキャンキャン吠えつく楳沢とのテンポの良いやりとりが気持ちいいです。エロにも勢いがあります。王道少女漫画しかり、やはり波長が合うからケンカになるんだなと改めて思う楽しいお話でした。
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