極道さんは先輩パパで愛妻家
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極道さんは先輩パパで愛妻家

桜城やや/佐倉温

桜城先生どんどん絵が上手になりますね

ネタバレ
2025年2月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 原作のさちが双子を預かっていっぱいいっぱいになっちゃう話は、マジで子育てのリアルオンパレードって感じで、余裕のないさちが賢吾と喧嘩しちゃって泣いちゃったり、個人的には結構しんどい巻だったので、そこの掘り下げがないのは助かりました。まあ、あれで賢吾の人としての器のデカさとか、史くんが自分のことないがしろにされたように感じて拗ねちゃうエピソードもあったりして、より東雲一家の家族としての絆が深まる重要エピソードではあるので、気になる方は原作を読んで欲しいですね。賢吾ってちょっとさちとは違う視点で物事見てたりして面白いんだよね。漫画だけ見てるとただのさちラブ一直線の人みたいに見えるかも知れませんが、この人もう本当にさちしか見えてなくて、そうであるが故に苦しんだり、苦労したりしている人です。この巻は椿さんも仮にも極道の組長なのに、長いこと組空けたり、よくわからないまま犬飼の子供だと勘違いして子供預かったり、賢吾宅に殺し屋が入り込んだり、ちょっと目が点になる展開もありますが、これが極道さんスタイルなので、まあ慣れて頂ければと…。桜城先生の絵、昔はもっと癖が強くて読んでなかったのですが、このシリーズ始まってからはどんどん綺麗になってて驚きます。さちは色気があってセクシーだし、賢吾は男らしくて頼りになる感じがして、絵が好きです。話の構成はやっぱり、原作小説の方が読みやすいです。漫画にするために省いてる話とかもありますから、これは絵でこのシリーズ楽しみたい方向けですね。でも、コミカライズにしてはかなり読みやすくまとまっています。ぜひまた次の巻も出て欲しいですね!
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