前世冷徹王子の馬でした ~人になっても貴方を愛していいですか?~
千歳六/田中涼丸
このレビューはネタバレを含みます▼
愛馬ルカニアが戦いで負傷し、陛下ラディウスはその場から離れざるを得ず、2人は離れ離れに。そしてルカニアは人間の女の子の姿へと転生。とある期限までにラディウスを導くために再び彼に会いに行くーーというお話。
ヒロインが真っ直ぐでピュアな性格で、最初は訝しんでいたラディウスも徐々に信頼を寄せていく、という王道かつ既定路線ではあるけど、その過程にはやっぱり興味がある。というかドキドキする(笑)シンプルな展開でいいよね。
一番の興味は正体がバレる”そのとき”がいつどうやって訪れるか。2巻終了段階では、その前にいろいろな展開が挟まって、”そのとき”はまだ遠い気がする。でもシンプルな設定とキャラだけに、あまりダラダラと話を引っ張られても萎える。個人的には3巻終了くらいでスパッと終わらせてほしい。
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