ラバーからラバーズへ





身体に遅れて伴ってきた心の距離が追いつかず、家族との関係や将来に戸惑いながらも真剣に向き合う2人が尊くてしんどい。いちいち周りに自分の説明をしなければならないほどすべてにおいてマイノリティ(だから人付き合いがめんどくさくて情緒の発達が遅れた)な長峰とノンケでおおらかな諏訪は基本的に価値観が合わなそうだけれど、だからこそ視野が広がるし貴重であることに気付いた途端の、あの激しい物理的精神的な距離の詰め方……圧巻です。
時間は寿命だから、あれだけお互いに時間と労力をかけられる時点ですでに2人は立派なラバーズなんですが…それを自覚するのはおそらく10年後(一巻参照)。次第にやわらかくなっていく態度の端々にその片鱗がチラ見えしています。
これで終わるのは寂しい…でも、作者さまも描きたいエピソードがあるらしくいつかお届けしてくださるそうなので…完結は先のようだし(そうですよね??)、もうしばらくエチエチモダモダを楽しめそうでうれしいです。

-
すももももも さん
(女性/-) 総レビュー数:393件
-
どんぐり さん
(女性/50代) 総レビュー数:0件
-
torineco さん
(女性/-) 総レビュー数:7件
-
りんごもも さん
(女性/-) 総レビュー数:15件
-
ジョセフィー さん
(女性/50代) 総レビュー数:197件