ポチ拾いました
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ポチ拾いました

不住水まうす/hato

不幸な男が忠犬ポチになるまで

ネタバレ
2025年3月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 骨髄ドナーになってやるからやらせろと、強カンしようとする鬼チクな受けの水月のよさがわかりませんでした。その強カンのときに、受けなのに入れようと試みるところも好みじゃない。初っ端で地雷のリバ?と焦りました(未遂でしたがそういう問題じゃない)。ポチの方はすごく興味深い攻めでした。不幸が当たり前で水月と出会ったことで人としての(犬としての?)感情の動きを知っていくので、水月に異常な執着をします。唯一無二のポチとして生きていく決意というか、手慣れた攻めもいいけど、この生まれたてのヒヨコ感もたまらん。でも、大きな問題だったはずの骨髄移植がどうなったのか立ち消えていて残念。物語の作りとしては物足りないところもありますが、ポチの成長譚で相殺されました。
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