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今月(9月1日~9月30日)

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シーモア島
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  • 机の下の秘密のやり取り「社長、会議に出てください!」番外編【電子限定版】

    海野幸

    仕事ができる男たちの恋愛
    2025年9月21日
    現在、本編のシリーズでは3巻まで出ていてまだ続きそうな嬉しい予感がしますが、こういう小話的な日常の一コマを描いたのもいいですね。どんなに巻を重ねてもダレないとこがすごい。結果的にスーパー営業マンの重治ですが、その結果を出すまでに、思い悩んだり努力を積み重ねたり。この作家さんの書く本はほとんどが高得点のおもしろさですが、このシリーズはトップなんじゃないかと思います。本編では、仕事に忙殺されると恋愛の部分を忘れがちになる2人。でもこのショートは仕事の中にも、ちょっぴりの甘さがあって、そのほのかな甘みで大満足してしまいます。うまい。おもしろい。
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  • 営業成績トップなのは読心術でズルしてるせいです

    川琴ゆい華/炬太郎

    お仕事BL!
    ネタバレ
    2025年9月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読心できる異能の持ち主、友琉。ライバルの久慈の心をのぞいたら、「めっちゃいい奴やん」となって、勢いでベッドイン。その日を境に異能が消えて、追い詰められる友琉の心理状況がおもしろい。で、久慈のアドバイスもあり初心に返って地道な営業努力するお仕事BLに加えて、地面師なんかが登場し、息もつかせぬハラハラ展開でした。お仕事面も面白いし、BL面でも久慈の一途なスパダリ感と、友琉のいじっぱりで素直なとこと、読み応え抜群です。それにしてもあの異能は、なんだったのでしょうね?
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  • 初恋ドローイング

    安西リカ/みろくことこ

    天真爛漫受け
    2025年9月15日
    高校生から大学生まで。芸術家の卵の2人。攻めの堂本は天才で、受けの連(主人公)は努力肌タイプ。高校生から大学生という設定なので、連が素直すぎです!「俺のこと好きだよね、と確認したい」・・すごい。かわいい。天真爛漫が過ぎる。堂本が無口なくせしてヤキモチ焼きで彼氏力高いのもよい。連は社会人になってもこの調子で素直さ全開で堂本に愛でられるんだろうなーとか、想像広がります。最初は嫌なヤツとして登場した諏訪が、後半おもしろキャラになってて笑いました。
    こういう、かわいいお話もいいなあ。
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  • バイバイ、ハックルベリー

    一穂ミチ/金ひかる

    ためらいながら手を伸ばす
    ネタバレ
    2025年9月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大学生同士らしいピュアな感じを楽しみました。「好き」を確認しあった後、そんなにモダモダする?ってくらい槙志が及び腰になって、ついには「友達に戻ろう」まで状況的に追い詰められますが、塁の明るさと前向きさに救われました。塁は天真爛漫キャラですが、きちんと槙志と向き合おうとするところに好感もてます。その辺の書き方がうまくて、優柔不断ぽい槙志も含めて愛しいです。
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  • 恋はときどき赤信号

    月村奎/須坂紫那

    行きつ戻りつの恋の進展
    2025年9月7日
    愛斗が咄嗟についた嘘からどんどん変な方向に行く恋の迷子っぷりを楽しみました。大智が本当にいい子で年下のかわいさもあって、この作家さんのいつもの年上余裕攻めもいいけど、こっちも萌えます。道の駅デートを重ねる様子が生き生きしていて、きっと作家さんが道の駅とか好きなんだろうな、と感じました。市場籠という初めての言葉を画像検索しちゃいました。こういう、恋愛以外の描写も読んでいて楽しい。肝心の恋愛の方は、大智が全くブレないので、安心して読み進められます。でも当て馬・水田にもう少し当て馬の仕事をしてほしかったかな。分からず屋の愛斗父は、最後はお母さんの逆襲でワタワタしてるのがプチザマァっぽくて、急にかわいい感じになりましたね。マイノリティの問題を、重くなりすぎない程度にいい塩梅で盛り込んでいるところもよかった。いつも思いますが、この作家さんのお話にはときめきがあるなー。
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  • 透明で青い

    伊達きよ/赤原ねぐ

    かっこかわいい高校生同士
    2025年9月7日
    どちらもビジュアル強めなカプです。そしてどちらも初めて同士!!初々しいです。どちらも顔がいいせいで嫌な思いもして顔がいいなんていいことないくらいの勢いなんですが、好きな子にだけはかっこいい(きれい)と思って欲しくて、そんな自分に「カッコわるー」って幻滅して・・。全てが青春な感じでした。そして、チラチラ出てくる美鶴の幼なじみが何が起こっても泰然としていていいんですよ。後半では大学生編がスタートして、でも初々しいままでした。なのでエチはホントチラーっとあるくらいです。どちらも相手に自分の気持ちを素直に話すのですれ違いとかもなく、スイスイ読めます。
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  • 君と暮らせば

    安西リカ/古澤エノ

    日常描写が光ってる
    2025年8月18日
    古い昭和の住宅、音質のいいプレーヤーから流れるいろいろなジャンルの音楽、丁寧な食事風景、カーテンから洗う大掃除・・と、日常の様子を読んでるだけで気持ちいい。ここにBLが絡んできて、最高か!という本でした。全力で外面を整える八木兄のザマァがもう少し欲しかった(小糸と八木のラブラブな様子を見て歯ぎしりする程度のやつでいいので)ですが、ふんわりした小糸に引きづられている八木は、最早兄の鼻をあかすことはどうでもいいことになったんですね。シェアハウスの住人が、大学のキャンパス移転のせいで希望者がいなくなり、結果小糸と八木の二人きりになるという展開もおいしすぎる。少なくとも火事や水漏れで片方が転がり込んでくる展開よりは自然で好き。途中、大家の息子、服部(仮)が登場したときは八木兄を超えるストレスになりましたが、結末にもびっくり。八木の「小糸を大切にしたい」思いと、本来の腹黒なところが行ったり来たりするのもすごく好きです。もう「うまい」としか言いようのない作家さんですね。
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  • 俺に惚れたらたべてやる

    毬田ユズ

    おいしいかわいい
    2025年8月15日
    ほっこりするお話でした。施設育ちで孤独を感じてた大和と、裏では遊び人の料理屋の店主、三嶋。やがて大和は自分で思ってたよりも周りの人に大切にされてると気づき、三嶋は大和に出会ったことにより一人の人を大切にしたいと思うようになる・・。遊び人三嶋が、その職業ゆえに料理ができるってポイント高い。大和は心と胃袋をがっちり掴まれちゃいましたね。大和がちょっとしたことで見せる表情がとてもよかったです。
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  • イエナイコトバ 【イラスト付】

    羽生有輝/穂波ゆきね

    悩みに悩む
    ネタバレ
    2025年8月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと片想いしてた桐谷に間接的にひどい振られ方をして、すごくショックを受けていたけれど気づいたら桐谷のいとこの秀平に失恋の間もなく片想いしてしまったという、あらすじだけ書けば身も蓋もないストーリーです。でも丁寧に心理描写されています。ただ七瀬の気持ちが秀平に向くのが早くて、「んんん?」と思っているうちに秀平への片想いの苦しさがどんどん展開していってる印象。ついこの前まで桐谷を好きで切ないって言ってたよね?と突っ込まずにはいれません。秀平は経験も浅い年下の男って感じで好感大です。あと無神経のカタマリのような桐谷は、なんか憎めないキャラで、青木にどつかれながら恋する可愛さがいい。なんだかんだ言って引き込まれました。
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  • 【全1-6セット】BLゲームに異世界転生!? 師匠兼護衛騎士様に溺愛されています!!【イラスト付】

    竜也りく/金ひかる

    そっちか!
    2025年8月12日
    読み進めていくとアールサスもウルクもどう見ても両方受けで、「どーなってんの???」と混乱しましたが、あー、サブタイトルもそうなってましたね。ウルクは冒頭で異世界転生したことに気づいて修正を図るので、最初からかなりいい子です。こうなった時に周りが「あれ?なんか今までと違わない?」と戸惑うのが私にとっては悪役転生ものの醍醐味なのですが、残念ながらそれもなく、アールサスも「ウルク好きー」モードにすぐに転換するので、話としてちょっとおもしろくはなかったかな。いい子が、愛されキャラっぷりを振りまいて愛を掴むお話でした。あっさりめ。
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  • Ωの花燭 共鳴恋情

    岩本薫/幸村佳苗

    どえらい画力
    2025年8月10日
    美しすぎる。ページをめくってもめくっても美麗な絵が飛び込んできて、眩しすぎて目がつぶれます。圭騎がかっこよすぎて、圭騎メインのマンガをまた読み返しました。チラッとしか出てこないのにあの存在感。さすがです。旺、圭騎に比べてまだまだなんだけど、その青さがいい。がむしゃら執着攻めですね。一巻はまだ物語が始まったばかり。これからどう展開するか楽しみです。
  • 小説花丸 眠れぬ暴君の癒し方

    伊勢原ささら/明本由

    これはもっと長く読みたい
    2025年8月10日
    異常なまでの世話好きと言う性質を隠しながら、穏やかな美貌の貴公子の仮面を被る葵がとっても魅力的です。財前の俺様なキャラと相まって、本当にいい組み合わせでした。眠りのサポートという葵のお仕事も、BLになだれ込む設定で甘い!美人にハンドマッサージされながらおしゃべり・・そんなん、俺様でストレートな財前も好きになってまうやろー!2人の距離が縮まっていく過程を堪能しました。
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  • Evergreen Days

    里つばめ

    先生×生徒の王道ストーリー
    2025年8月10日
    最初はちょっと気になる先生…と言うところから、あっという間に心を和鷲掴みにされていく沢本。一旦「好き」を自覚したら、後は高校生らしくまっしぐらに進みます。いいですね。青春ですね。先生のほうは立場が立場なので、「好き」をモレモレに漏らしつつ、物理的には拒否をすると言う、でも拒否しきれない感じがまた何とも言えず色っぽいのです。大人の恋愛もいいけれど、こういうのもたまには読みたくなるんですよね。
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  • 孤独を知る異世界転移者は最強の王に溺愛される【SS付】【イラスト付】【電子限定著者直筆サイン&コメント入り】

    火崎勇/稲荷家房之介

    全ての思いを言葉にする受け
    2025年8月8日
    何というか、考えていることをその端から言葉にして相手に怒涛のように思いを伝えていくって、色気のないものだなーと感じました。いい子の受けなんだけど、人としての深みはない。ただひたすらいい子です。攻めも受けも自分の思ってることを話しすぎで、もちろんすれ違いや勘違いもなく、気持ちよくサクサクと物語が進んでいきますが、それだけというか。受けは成人なはずですが、かなり幼い話し方です。そういうのを楽しめる小説もありますが、これはダメでした。
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  • 見上げるGlare

    コオリ/円陣闇丸

    小学生攻め!!!
    2025年8月7日
    セナの小学生時代が長くて、八雲とともに待たされました!「待て」の状態が長かったので、初エチは感無量。残念なのはいくつか取りこぼしてるエピがあったことかな。八雲のボンテージファッションのとき、セナの感想が一切ないってもったいなすぎる。クリスマスパーティーも精一杯オシャレした八雲への感想はなし。クリスマスプレゼントの財布、5年後もずっと持ってるとかの後日談がほしい。セナパパが魅力的なので、大人のパパと八雲に小学生のセナが嫉妬するとか・・。八雲に出会ったことで、セナの性の目覚めがあった的なやつとか。せっかくの小学生攻め、堪能したかったなー。・・という欲は尽きませんが、煩悩のカマタリとなって読ませてもらいました。
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  • 愛煉の鬼

    本庄咲貴/國沢智

    精神的にハード仕様
    ネタバレ
    2025年8月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前半、愛のないセ・・がこれでもかときます。楊仁が友真の妹を強引に愛人にしようとすることから物語がスタートしますが、いつものBLのパターンだと、楊仁の本当の狙いは最初から友真だった・・となるのですが、これは本当に妹が本命でした。なので単なる身代わりの友真への扱いが酷い。全く愛がない扱いが続きます。友真の最初の男となったのはは楊仁じゃないし・・。命じて部下にヤらせるっていうのがね。地雷ではないけど、エロさも愛もない暴力なのでちょっと引きました。だからラストは甘い要素が入ってきてホッとしました。「家族」が2人のキーワードでしたね。
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  • モンスターフレンド【番外編】

    丸木文華/乃一ミクロ

    短っ、もっとほしい
    2025年8月1日
    本編ではメリバなエンドでしたが、その救済なるか?と期待したけど、救済まではなかった!オウ。執着しすぎてとんでもない方向に爆走中の悠馬を、湊は愛せるのか?と思ったら、なんか湊までおかしくなってた。世間の「愛」から外れた2人に未来はあるか?足りない。もっと読みたい。ハピエンがほしい。
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  • モンスターフレンド【特別版】(イラスト付き)

    丸木文華/乃一ミクロ

    はっきりとサイコパス
    2025年8月1日
    こわー、というのが読後感です。もうこれ以上でも以下でもないっていうか・・。湊が悠馬にどんどん追い詰められていくのがわかる。悠馬は、パーフェクト人間の皮を被ったサイコパスなので、ロックオンされた湊に逃げ場はない。これは、愛ではない。強いて言うなら「執着」でしょうか。でもこの異常な世界に、グイグイ引き込まれました。モヤる読後感ですが、読ませます。
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  • パーフェクトな相棒

    バディものはこうでなくちゃ
    ネタバレ
    2025年7月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ BLのとこだけじゃなく、事件のパートもおもしろかった。BL分野は、どちらもノンケなので遅々として関係が進まず・・。でもケンのレイ◯された記憶を上書きするために、マイクとやることだけはやってるので、なのに関係が進まないことがもどかしのです。どんな口実があったとしても、ベッドでの関係をもてば普通はそれなりにラブが展開するのにね、と思いながら読みました。事件も恋も、最後までハラハラさせられる展開でした。
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  • オンエア終了、反省会をはじめます!

    芹沢まの/みずかねりょう

    お仕事も恋もオン!
    2025年7月26日
    お仕事BLは好きですが、人生でラジオをほとんど聞いたことがないので、ラジオのアナウンサーか・・あまり興味のない分野・・と思って読み始めたら、止まらない面白さ。湊人がいい子すぎる。推せる!ただいい子なだけじゃなくて、手痛い失敗を経て試行錯誤しながら前を向いていこうとする等身大のところにキュンときました。アキがどんなにお仕事モードで振り切ろうとしても、湊人のキュートさじゃ、そりゃ落とされるわ。アキの仕事のライバル藤堂が出てきたあたりでさらに面白くなって、できれば藤堂とアキが湊人を取り合ってほしいという欲が出たけど、そうなると2巻に突入コースになるからダメかー。アキと藤堂がタイプの違うアナウンサーで、湊人が目をキラッキラさせて2人からアナウンサーとしてのあり方を学ぶ様子がまた読み応えがありました。恋愛ものとしてもお仕事ものとしても楽しめました。
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  • はじめて、はじめました。

    暮田マキネ

    尊い!!それしか言葉が出ない
    2025年7月19日
    フワフワしたメルヘンな作品かなーと思ってポチりましたが、ツボつきまくりの神作でした。鴇ちゃん!!かわいくて大人で無垢で辛い経験していて純粋で、んもうどーなってるんだ。ドキドキが止まらん。これは続きがあるはず!チュー止まりはキツい。タカラのためにも読者のためにも本懐遂げさせてやってください。鴇ちゃんもタカラも奇跡のカプ。お互いの「初めて」を噛み締めていく様子がたまらん。久々に心洗われるストーリーでした。
  • 課長、結婚しましょう!!【SS付き電子限定版】

    せいか

    スイーツスイートストーリー
    2025年7月19日
    色っぽさは皆無ですが、ハートウォーミングな家族愛を堪能しました。シリアスとギャグの比重がちょうど良くて、ところどころツッコミ所はあるものの、面白かったです。中学生のチエちゃんが登場するたびに「ぽよん」という擬音がついてきてかわいい。強面の男(攻め)がスイーツに目がない設定も好き。ベッドシーンは部活チック、意図してギャグになってます
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  • 【全1-6セット】騎士団長の愛しの補佐官 ~そばかす騎士は溺愛される~【イラスト付】

    叶崎みお/榊空也

    ニッキーがいい子!!
    ネタバレ
    2025年7月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 残念な旦那をフォローする健気な嫁の立ち位置にいるニッキーが、とにかく愛されキャラです。ニッキーは大人ですが、強面のオル兄に「この子」と語りかけさせる愛らしさ。それが自然な感じ。何にでも積極的で、えちえちも積極的なんだけど、なんかかわいいのです。思いが通じ合ってからは、感情表現が苦手なオル兄が、激甘になります。そんなんなるのー?と唖然とするレベル。嫌な気持ちになることがイッコもなく、楽しく読みました。
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  • 白家の冷酷若様に転生してしまった

    夜乃すてら/鈴倉温

    クールビューティー
    ネタバレ
    2025年7月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 数ある転生物の中で、かなり文章が洗練されています。転生物の主人公といったら、「どーすんの、オレ悪役令息じゃん」みたいな、考えてることと話してることが同じ、マンガチックなものが多いですが、そういう意味ではこの文章運びはノーストレスです。そして主人公の碧玉が、自分を殺す未来をもつ義弟にムダに擦り寄らず、あくまでもクールで公平に接するのもよい。ツンツンしてるんだけど、温かい。でも自分ではそれを絶対に認めない意地っ張りです。そんなとこに義弟くん、もうメロメロです。退治ものがベースなので、2人とも魔法的な力をもってます。一巻の後半で碧玉が義弟に絆されて体の関係をもつのですが、そこはあっさりめで、「あ、そんなに簡単に絆されちゃったんだ」とちょっと残念ポイントでした。閨のシーンは何度かありますが、基本的にガツガツ攻める義弟と、喘ぐ碧玉という、色っぽさは少なめ仕様です。でも登場人物たちが皆魅力的で、3巻まで飽きさせずにノンストップで読ませます。
  • 隠してるつもりの、かわいいひと

    切江真琴/高久尚子

    女装子、でも男の子
    2025年7月3日
    読み始める前は、美人に変身した社長の女装子生活を、身バレの危機を迎えながらもドキドキワクワクの展開で進めていくお話かなと思ったのですが、意外なほどジェンダーに真剣に向き合っていて、いい意味で裏切られました。カメラマンの稲見が、年下攻めらしからぬ包容力の持ち主でワンコ好きな私の好みとは少し違いましたが、勘違い野郎の外野も含めて、みんなが悩みながら自己理解と他者理解をしていく優しいお話でした。結局、自分で自分を認めるのが一番難しい。今の自分でいいんだと思えるようになるまでの大人の成長物語。
  • アルファスクールの花嫁~カシスショコラと雪割草~【特別版】

    華藤えれな/みずかねりょう

    主人公2人をアルファにする意味は?
    2025年6月20日
    うーん、どこにも惹かれるところがなかったです。攻めも受けもアルファだけど、受けの方は完全にオメガっぽくて、設定をアルファにするならもう少しアルファ感が欲しかったかもです。多分健気受けを狙ってると思うのですが、そこもイマイチ感じられず。ただ、イラストの美麗さがすごい。
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  • 悪の愛犬【イラストあり】

    宮緒葵/石田惠美

    ついにタイトルも犬
    2025年6月20日
    続編と知らずにこちらを購入。最初から飛ばしてるなあと思ったら、続編だったという・・。いきなりの2巻からの読みはじめでしたが、ギリ世界観を理解できます。こちらのお犬様は、飼い主(受け)に溺愛されているハッピードッグでした。日秋が受けっぽさがない男らしくてクレバーな、でもきれいでかわいいを兼ね備えてる子なので、楽しく読めました。最初からラブ爆発です。烈が飼い主である日秋には駄犬になるのはお約束で、繰り返しダメっぷりを垂れ流すのがいいのです。絵師さんは好きな方ですが、今回のイラストはちょっと合ってなかったかな。
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  • 【全1-6セット】宮殿のような屋敷で僕の声を探している【イラスト付】

    キトー/石田惠美

    すれ違いの醍醐味
    2025年6月14日
    読者には分かっているのに、本人たちだけが互いのことを気付かないもどかしさを堪能できました。ニアミス!だけど気づかずスルー・・みたいなシーンが多くて楽しかったです。ライルは最初からターリクに猛突進の安心型攻めです。介護シーンから始まるBLは初めて読んだかも。ターリクに前世の記憶がある設定は要らなかったような気がしますが、後半の、我が子とうまくいかないライルの母親の気持ちを語るシーンがよかったなあ。ライルは、明るくて素直で人の心を推しはかれる共感しやすい、いい子の受けでした。ハッピーな気持ちになれました。
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  • 偲べば恋

    ゆくえ萌葱

    偲びすぎな恋・・長い!
    2025年6月12日
    強気で素直になれない受け、好きです。でもこのカプは、言葉が足りなくて・・。チームのリーダーという攻めの設定はなんだかな、という気持ちになるので、あまり深く考えないようにしました。でもどうしても考えてしまう、チームのリーダー・・。うーん。チームの服もあるんね・・。すごい世界だ。そしてどちらの性格も絵柄もオスっぽいので、そういうのが好みの人はハマると思います。まあ、会わない期間が長すぎてびっくりでしたが。その間「好き」の気持ちが続いていることにもびっくり。いろいろ拾わないで、この世界観を楽しむのが正解だと思います。
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  • モーニングワーク

    寺崎昴/サマミヤアカザ

    遺品整理を通して過去に触れる
    2025年6月12日
    久野の心が広いですね。あれだけツンツンの静秋を、好きになれるって、恋とは不思議なものです。静秋は拗らせがいきすぎて、生きづらくなってる子です。年は大人だし働いてもいるのですが、精神年齢は高校生くらいでしょうか。四方八方で甘えが出たコドモの態度です。静秋に共感できなかったせいか、どうしても未消化な感じが否めませんでした。でもストーリー全体としては、遺品整理を通してその人の人生と思考のほんの少しの部分を垣間見るという、光の当たらないところに焦点を当てた静かな余韻の残る作品です。誰もが多寡はあれど心にもっている「傷」を、どう受け止めるかがその人の魅力なのでしょうね。そういう意味ではやはり静秋の「傷」の抱え方は、大人じゃないし魅力的でもない。静秋に「傷」を与えた神崎が、人間味があって目が離せない感じで、そこに救われる物語でした。
  • 社畜な僕と狡猾な悪魔の幸福な結婚

    篠崎一夜/香坂透

    ゴージャスな雰囲気
    ネタバレ
    2025年6月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 美麗で俺様な悪魔と、タイトル通り「僕」が一人称の、か弱系編集者の華麗なるファンタジーです。悪魔の花嫁にされるところからのスタートで、佐原が抵抗したり絆されたりしてるうちに、結局愛に着地するお話。雰囲気は好きですが、文章はちょっと読みづらいです。巻末のショート漫画がおもしろかった。小説のシリアスな雰囲気と、漫画のふざけたおもしろさがベストマッチでした。漫画、もっと読みたい
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  • 死に戻り皇帝ですが、なぜか俺を殺した弟にめちゃくちゃ慕われてます!

    砂礫レキ/たわん

    執着好きにはたまらない
    ネタバレ
    2025年6月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 多くの作家さんが書いている執着(粘着)弟攻め、やはりおもしろい。好き。同じような話の小説がたくさん出版されていますが、この設定は本当にハマります。死に戻りで、小さい頃からのやり直し。主人公(受け)は改心して弟に優しくなり、ボディも作り上げて白豚皇帝脱却、弟が「兄さま大好きー」ってなって、いや、次ラブでしょ。ラブはどこにーっ!?ものすごく期待が高まってただけに、ラブな要素なくてびっくりしました。そんなことある?ここまで引っ張って・・。続きの巻がある予定かもしれないけど、とりあえずいったん読者に満足を与えてほしい。この消化不良な感じはどうすれば?私はBLを読みたいのであって、一般的なラノベを読みたい訳ではないんだな、と思いました。文章は整理されていなくてごちゃごちゃしてますが、ついていける範囲です。とりあえず2巻を待ちます(出ますよね?)
  • 小説花丸 8年目のキス

    樋口美沙緒/ケビン小峰

    読み応えあり
    ネタバレ
    2025年6月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 短編の前後編。中身詰まってます。長編読んだくらいの満足感あった。藤川はひどい人です。やった後に違う人の名前呼ぶって、完全にアウトですよね。しかも一度ならず二度までも。なのになんか憎めない。いるね、こういう人‥的な。これは攻めザマァが発動していいやつ、と思ってたのに、発動しなくて残念。こんなちょっとなんか足りないとこのある藤川を、なつきはずーっと思い続けます。両片思いなんだろうなぁとうっすらわかりつつも、なつきの気持ちを思うと苦しい。恋の苦しさ、切なさを書かせたら、この作家さん、すごいですね。
  • ラブシーンのあとで

    安西リカ/楢島さち

    今回は、あっさりめ
    ネタバレ
    2025年5月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 芸能人二世のアオが、ノンケの大学生拓斗と恋をします。拓斗がノンケの割に、あっさりと自分がアオを好きだと認めて告白するので、展開の速さにちょっとびっくり。アオはもう少し高嶺の花感が欲しかったかもです。アオは芸能人だけど、地味に頑張るけなげな子と言うキャラで、お話としては私にとってはあまりキュンはなく、サクサクとあっさり進む感じでした。でもこの作家さんなので、安定の面白さです。拓斗の友達の「サク」や「干しミカン」がフラットでオープンでいいなぁ。
  • 龍王さまと純愛の花~時を越えたつがい~【特別版】(イラスト付き)

    野原滋/みずかねりょう

    運命の片割れ
    ネタバレ
    2025年5月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 生まれた時から番は決まっていて、理由も理屈も超えて惹かれ合う設定です。人間の竜一は最初はその感覚が鈍っていますが、一緒の時を過ごすうちにドラゴンの王ル・デュラにどんどん惹かれていきます。そこに他の種族との揉めごとがあったりしてなかなか2人にハッピーが訪れないので、ジレジレしました。オメガバじゃないけど子どもが産める設定です。子沢山な家庭になりそうなラストでした。
  • 青龍の献身

    佐倉温/Ciel

    不憫受け、負けない
    2025年5月8日
    健気な虎白は、モテモテ星龍にはツンツンです。そういうかわいくないところを前面に出しておきながら、実は閨の知識はなーんもないというツボをついてきます。虎白と星龍の間に真白という人間の無邪気な子が入って、いい緩衝材になってます。そんな無邪気な真白も引くほどの虎白の純情さ。星龍は言葉を出し惜しみしないタイプなのに、虎白に好きという言葉だけは求められても言わないなんてどうなってるんだ、と思いましたが、まさかあんなカラクリがあったとは・・・。それにしても虎白の下衆父にザマァがないのが悔しい。ストーリーはおもしろく一気読みでしたが、父親への措置がイマイチなのが唯一の消化不良でした。シリーズ化して欲しい!そして父親にザマァもして欲しい。イチャイチャももっと見たいぞー。
  • 傲慢紳士と溺愛クルーズ

    神香うらら/こうじま奈月

    押して押して押しまくる!
    2025年5月8日
    安心、安定の作家さんです。今回の攻めはいつもよりも50%増しの押しの強い策士で、読んでいて楽しかったです。バイロンが執拗に悠に女装をさせようとして、なんなら高額の報酬をチラつかせて言うことをきかせるんですが、それが嫌な感じじゃなくて、バイロンの必死さと変態さが強調されてよかったです。なにかありそうな脇キャラのリアムは、まさかの切ない過去があって、事件はどうなるとハラハラしましたが、腑に落ちる解決の仕方でした。同じ作家さんの本でこのシリーズっぽいのがあったので期待したが、タイトルが似ているだけで全然別の話で残念。恋人になってからの甘々の生活ものぞきたい。
  • 溺愛紳士と恋するマカロン

    野原滋/せら

    大人の囲い込み
    2025年5月6日
    出会った場所がゲイナイト。なのに純情なストーリーです。光は過去の事件のせいで恋愛どころではなく、自分の身分がバレないかという怯えが常にあり、恋愛にも臆病です。それを香取が搦手で巻き取ってゆくんですねー。誠意と計算づくの両面の勝利と言えましょう。14歳年の差があるので、大人の余裕と忍耐で押したり引いたりする香取はさすがです。そして時折見せる子どもっぽいギャップ。うーん、ずるい。最初から光が攻略される未来しか見えない。あと、光の親友の源太が魅力的すぎて、「これ、西藤さんとのSSあるよね?こんなキャラ出しといて放置はないよね?」と途中から不安になりながら読んだら、なんとなかった!西藤×源太のSSは絶対いる!なんでないの〜。受けがおねえは苦手だけど、源太のは読みたい。もうSSじゃなく一冊で作ってください。
  • 死に戻ったモブはラスボスの最愛でした

    佐倉温/三廼

    死の扱いが軽いのが違和感
    ネタバレ
    2025年5月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ タイトル通り死んでも時が戻ります。それも何度も。時を戻すために自分から死ぬパターンもあり。痛くて怖いという描写はありますが、とりあえず何度も死んでリセットするストーリーが馴染めませんでした。もうひとつ馴染めなかったのは、主人公のクライスの性格が悪いところ。弟の本性を暴露して、みなさん見てますか、ちゃんとコイツの本性知ってくださいね、的な思考が、どーなん、それ、と思っちゃいました。復讐ストーリーですが、主人公としての品性は欲しい。はっきりと敵と味方に分かれている設定なので、物語としては単調です。ジルの本性を知ってもなお愛し続けたクロードとか、敵ながら良さげなシーンが出てくるのですが、単発で終わってもったいない。執事テオドールが、クライスを好きすぎるとこが1番よかったです。
  • 手切れ金をもらったので旅に出ることにした

    海老エビ子/白崎小夜

    誤解から溺愛まで
    ネタバレ
    2025年5月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ スタートの高揚感はラストまで続きません。前半のてんこ盛り設定でかなり期待したのですが、「え?ここまで引っ張っておいて、くっつくのはこんなにあっさりなんだ」となって、後半の攻めの溺愛モードは同じパターンの繰り返しでちょっと退屈で斜め読みしました。ジオが溺愛がすぎて、レイルに絶対に無理をさせないで割と引き気味なのも強引がむしゃら攻めが好きな私の好みではなく、「そこは引くな、押してくれ」とツッコむシーンの連発で。おもしろいストーリーなんだけど、もう一歩踏み込んでほしかったな。
  • 魔獣になった傭兵のおっさんが、憧れの騎士に拾われた話

    水瀬かずか/池玲文

    好みではないが勢いはある
    ネタバレ
    2025年4月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 予想以上にゲイ本ぽいシチュで、とりあえず私にとってはBLではなかったです。ロマンが皆無のエチシーンの連続で、読みたいのはこういうのじゃない的な・・・。受けのビジュアルが汚すぎて無理。モフモフのときはまだいけたんだけど、受けが人間に戻ってからは修行でした。フィクションくらいは夢を見せてと思ってる私のような人間には向かない本かと。猛者向けです。
  • パパが好きな彼のこと

    川琴ゆい華/高崎ぼすこ

    スタートは最悪・・・からの・・
    2025年4月27日
    絶対にくっつきそうにない2人の出会いでしたが、偶然が偶然を呼び、ルリちゃんというキューピッドもいるので大きな波乱もなく、安心して読める展開でした。神薙さんがもっと2人の恋路に絡んでくるのを期待しましたが、そうはならず残念。ジュエリーデザイナーとしての千尋が素敵すぎて(日常がダメダメなとこがまたいい)、ラブラドライトとか、画像検索してAmazonでポチりかけました。これで怜衣がもう少し自分の仕事に誇りをもっていたらパーフェクトなんだけどな・・。結局、指名客のおばあちゃんとかいるのに、仕事を辞めるってことになったんですね・・。全体的に面白いのに、ここだけはもったいないなー。
  • 坂道のソラ【SS付電子限定版】【イラスト入り】

    朝丘戻

    ひたむきに恋をする
    2025年4月17日
    バスで出会った人をいいな、と思って、いろいろその人のことを知っていくうちにどんどん「好き」が積もっていって、最後にはその積もった「好き」に埋もれて窒息しそうになる、高校生の一吹がしたのは、そんな恋です。一吹の好きになった相手の賢司は30オーバーの身も心も大人な人で、その大人の弱さや狡さをカッコよさとして出すことができる人。こんな人に出会ったら「好き」が加速するのは当然で、一吹は賢司のことを好きになりすぎて、告白して玉砕するより年下の友人を演じ切って細く長くずっと賢司の側にいたいと願います。なのに気持ちがあふれて、自分の中の深くに沈ませた「好き」を取り出して、賢司に見せる場面が切なかったです。一吹にとって告白するという行為は、さよならを告げることと同じ。分かっていてもそうせずにはいられない一吹のまっすぐさがかなしい。人を恋するという苦しさが描かれている作品でした。
  • さみしさのレシピ

    一穂ミチ/北上れん

    さみしさを重ね合わせる
    2025年4月14日
    美しい情景描写、細やかな心情の綴り方、深みのある人物造形・・どれをとっても一流の作家さんですね。BLにこんな作品があることがうれしいです。キャラたちの口調はみんな軽くてアップテンポにストーリーが進みますが、ずっと静かなさみしさが背景に流れています。人って、生きていくって、さみしいことだったんだ、でもそれでいいんだ、と気付かされます。今の世の中はあまりにも幸せにならなければいけない、勝たなければならないという押せ押せの風潮が強くて、生きているだけで疲れるときがありますが、誰に向かって幸せをアピールしてたんだろうとはっとさせられました。別に周りに自分の幸せを認めてもらわなくてもいいんだよな・・と。慈雨と知明のふざけてるようなやり取りの中に見えるさみしさが、じんわりきます。幸せじゃない自分でも許せそうな、温かい物語でした。
  • もう好きって言っていい?【電子限定描き下ろしイラスト付き】

    伊達きよ/衣田ぬぬ

    青春だー!
    ネタバレ
    2025年4月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 普段はあまり高校生BLに惹かれないのですが、この作家さんの本ならば読まないわけにはいきません。もー、キュンとかモダモダとかいっぱい詰まってました。美しすぎて敬遠されている八重沼(受け)と、計算高くフワッと生きてる一軍男子二宮(攻め)の、甘酸っぱさ満点のやり取りがねー。参ります。攻め視点と受け視点が交互にくるのもよかったです。2人ともたくさんの人に注目されているけど1人・・みたいな共通項があります。自分の中身なんてダメダメじゃないか、とか感じてるところも似てるかな?青くてかたい、始まったばかりの恋。大学生編や大人編もみたいなー。ラストでエチはしてるんですが、高校生ゆえか、表面的な表現であっさりと描写されています。私には肩透かしでしたが、この本の雰囲気には合ってたかと思います。心情の描写が丁寧で、一緒に恋してるような気持ちになれました。
  • 敵国の王に求愛されています

    佐倉温/藤未都也

    うさぎさんがいい味出してる
    ネタバレ
    2025年4月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ノアが、攻めには貴様呼ばわりですが、無人島で会ったうさぎには「うさぎさん」と呼びかけるギャップがかわいかった。ケンカップルの要素がありつつ、よく見るとノアが一方的にリアムに突っかかってる感じでした。リアムは割と早い段階でノアに気持ちをもっていかれているので、どちらかと言うとケンカ腰なノアを「はいはい」といなしているみたいな。魔女が唐突に出てきて、これまた唐突に無人島に2人を送りこむところに違和感はあるものの、とても読みやすかったです。
  • スーパー秘書に休息はない

    甲山蓮子/小山田あみ

    流され社長
    2025年4月5日
    気持ちは優しい、でもアホ社長の博之を、スーパー秘書の神谷が育てていくマイフェアレディ物語です。一人前の社長への育成過程はなかなかおもしろかったのですが、エチは安易で安っぽい言葉のオンパレードで、読んでいると結構冷めました。でも、神谷が博之をこきおろしながら褒めるクセが楽しい。博之があっという間に神谷に気持ちをもっていかれるところは、呆気なさすぎて恋愛としてはあまり楽しめませんでした。
  • クリスタル

    榎田尤利

    通の人向け
    ネタバレ
    2025年4月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ BLに夢を見たい私には、花瓶に放尿は上級すぎました。エレベーターに閉じ込められてのソレって、臭うよね、臭うよー。それで夢は見られないさー。その後のアレを攻めに舐めさせるのも無理。攻め、うっとり舐めてるんじゃない、と盛大にツッコミましたよ。尿とかリアルはいらない。夢だけください・・。でも文書力はさすがで、短編ながら凝縮されています。
  • どうやら運命の恋人とすでに付き合っていたようです

    切江真琴/佐倉ハイジ

    タイトル通りの安定展開
    2025年3月30日
    セフ レという立ち位置で出てくる航と湊ですが、タイトルにより「このふたりが運命の人同士ってことね」と読者は分かりながら読む仕様です。なんだかんだあって航が運命の人なんだと気づくまでのお話で、意外性もキュンもなく、予想通りにストーリーが進みました。かわいいと言えばかわいいお話ですが、すでに出来上がっている関係の2人なので、エチも特にいつも通りというか・・。セフ レスタートで萌えるようにお話を作るのは難しいものだな、と感じた作品です。
  • 君の公式をください

    里つばめ

    体温低めのメンズ
    2025年3月29日
    GAPSやDOGSにあるような、言葉はないけどヒリヒリするような執着といったものは感じませんが、これはこれで読み応えがありました。体温低めな理系男子が繰り出す恋愛模様に萌える。私は黒崎よりも途中で出てきた当て馬ポジの宇佐美に魅力を感じましたが、白石は脇目もふらず一途ですね〜。宇佐美が辛過ぎる。宇佐美と違って黒崎だと「好き」の出し方が淡々とし過ぎて、なかなかDOGSのような神作とはならないなーと感じました。それでも一定のクオリティなのはさすがとしか言えません。
  • パパ×パパ~αとΩで夫夫やってます~

    近藤旭

    夫×夫の家族の日常風景
    2025年3月28日
    オメガバですが、攻めは文系の大人しめのタイプで、受けがガテン系の健康タイプです。もうこの時点で私の好みじゃないので、手にとってはいけなかったのです・・。日常が丁寧に綴られていて、どっちもくよくよとよく悩んでいます。周りの人に支えられ、その悩みが解消していく温かストーリーでした。私は、オメガバは典型的なアルファタイプとオメガタイプが好きなので、ガテンオメガやふんわりアルファにいまいちついていけず、まあ、いろいろな家族の形があるなーと、外野から見ている感じになりました。好みではなかったですが、みんなが一生懸命に生きている素敵な家族でした。
  • 猫のためいき。

    朝丘戻。/井上ナヲ

    つかめないタイプの2人
    2025年3月27日
    文章が独特のテンポで、軽快さの中に深刻で複雑な気持ちを織り込んでいます。志郎が過去の経験からとにかく恋愛に臆病で自信がなく、それを大学生の年下カレの雅が自然体で励ますのがデフォルトです。攻めのかっこよさは皆無ですが、性別やマイノリティについてなど、結構背後のテーマが重めでした。うまくいき過ぎる展開は気になるけれど、読んでいて温かい気持ちになりました。
  • 運命の比翼~片翼センチネルは一途なガイドの愛に囀る~

    村崎 樹/秋久テオ

    一途な健気攻め
    ネタバレ
    2025年3月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ イグナーツがシノブを好きすぎて、紳士だったりオオカミだったりで、シノブと一緒に翻弄されます。過去にガイドを危険に晒したことから、頑なに次のガイドをもつことを拒み、穢れを溜めているシノブ。イグナーツはそれを全部分かって、激しい拒絶も含めて「よしよし」って大きな愛でシノブを包みます。シノブは口が悪いのに、イグナーツへの呼称は「あなた」、自分の呼び方は「僕」というのもギャップがあってよかった。シノブがイグナーツを心身ともに受け入れてからは、最初の拒絶は何だったんだというくらいのデレが始まり、イグナーツも負けてないくらいの溺愛っぷりで、あっという間にバカップルが誕生してしまった・・。超シリアステイストに混じるデロ甘です。それにしてもシノブ、魔性系ですね。
  • 氷泥のユキ【電子限定版】【イラスト入り】

    朝丘戻/yoco

    セ フレから愛に着地
    ネタバレ
    2025年3月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 物語の初めはユキがセ・・・目的でネットの人に会いに行くシーンからのスタートで、純情受けが好きな私としてはかなり引きましたが、そのネットで知り合った相手、クマさんこと緑に再会する辺りからおもしろくなります。でもユキの話し方、「めちゃんこ」とか「オシャンティ」とか、今使わないよね、という言葉がたくさん出てきて引っかかりました・・。そんなユキは品はないけど、優しさと思いやりと配慮の塊です。緑と会うとき、いつも自分と会ったことで笑顔になってもらおうと考える子なのです。恋愛って自分の苦しさや思いを相手にぶつけるのが当然みたいなところが多かれ少なかれあるけど、ユキは緑が笑顔になるにはどういう話をしようかな、と常に考えていて、いやー、好きにならないわけないよ、こんな子。緑のお父さんがユキのどこが好きかと緑に聞くシーンで、「わがるべ」「んだな」の会話が好き。最初はとんだビ◯チ受けかと思っていたのですが、一途な健気子リスでした。好き、俺も、だけに終始せず、命の重さや同性を好きになる苦しさも書かれています。軽い文章と重いテーマがいいバランスで、長編を感じさせないお話でした。
  • GAPS

    里つばめ

    クズ王子にやられる
    ネタバレ
    2025年3月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 里つばめ作品にどハマりするきっかけになった本です。モラルも清潔感も優しさも遥か彼方に置いてきたクズ王子ですが、長谷川に対する異様な執着だけで5巻まで一気に読ませます。クズの執着の仕方はすごい。なかなかオチない長谷川が徐々に絆されていく過程も悶えます。クズ王子・片桐の二面性もGAPですが、常識人・長谷川との性格の違いもGAPです。5巻、クズ王子ゆえに堪え性がなく遠距離恋愛もできない片桐のために、海外赴任を断っちゃう長谷川の態度が、もう愛以外の何者でもない。ここまでくるの、長かった〜。仕事人間の長谷川が、仕事よりもクズ王子をとる・・。もっと見たい。もっと見せて。endの文字が辛過ぎる・・。
  • BLゲームの主人公の弟であることに気がつきました

    花果唯/しヴぇ

    脇から見ていたのに主役になっちゃう
    2025年3月21日
    腐女子がBLゲームの主役の弟に転生して、脇から兄のBLライフをおいしい位置から拝んで「尊いっっ」とか言ってるのが笑えます。このパッケージのラノベを買うということは、心に残るものを求めているわけではなくてとにかく楽しみたいはずなので、そういう意味では◎です。マンガを読んでいるかのように、サクサク読める。脇から兄のBLライフを楽しんで見ていた央が気づいたら主役になっているのですが、腐女子魂があるために、まあ鈍い、鈍い。恋愛はするものでなくて見るものという正に腐女子の鑑。攻略対象との駆け引きややり取りをもう少し丁寧に書いてくれたら、もっと楽しめたかな。
  • 転生したら竜族の王子に猛愛されてます【SS付】【イラスト付】【電子限定著者直筆サイン&コメント入り】

    今城けい/兼守美行

    タイトル通りの殿下、猛愛
    ネタバレ
    2025年3月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヒナタを好きだと認めてからの殿下の執着がすごい。ヒナタがアワワしている間に完全包囲網を敷き、とりあえず閉じ込めとくか〜と真面目な顔でふわっと考えちゃうクール系変態で、たいへん好みの攻めでした。反面、ヒナタの方はそんなに魅力を感じませんでした。前の人生のヒナタ=ユリアンが殿下の恋人だったんだけど、ヒナタの遠慮しすぎで自分に自信のないところとか、優柔不断のところとか、ユリアンの生まれ変わりじゃなくてもアレクシスはヒナタを好きになったのかな?と思いました。まあ、健気といえば健気の塊みたいな子ですが。なんにしろ、殿下の変態執着攻めっぷりを堪能できました。
  • おまえと恋なんか絶対ない

    茶野まめこ

    仕事できる男たちのわちゃわちゃラブ
    2025年3月20日
    歯科医×歯科技工士という組み合わせが新鮮。歯科技工士西野も西野担当の歯科医の真北も、どちらも自分の仕事に誇りをもっていているしごできな人たちです。会うたびにキャンキャン吠えてる感じの西野ですが、段階を追って真北の誠実さに惹かれていくのが分かり、なのに今度は真北が頑なになってすれ違い、そのモダモダを楽しめました。ちょうどよくパスを出したり嫉妬させたりする南部もいいポジションにいます。どうでもいいですがみんな方角が名前に入っていて、北…クール、南…陽気、西…明るく前向き、みたいなイメージで読みました。エロい歯並びって言葉がエロですね
  • 性悪暴君騎手と流され戦馬

    坂島/成田のもと

    馬のち人間
    ネタバレ
    2025年3月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ チャレンジ設定ですね〜。馬のアレクセイがアホかわです。設定、詰め詰めで盛りだくさんでした。せっかくの獣人設定なので、人間になったりお馬になったりがあるとよかったと思うのですが、序盤のお馬シーンから人間になってからは、後はずっと人間のままでした。なのでそこからはごく普通のBLです。特に葛藤もなく、お互いに「好き」と言い合って簡単に致しています。絵がかわいい系なので、エロもエロくはありません。調教とか衝撃的ワードがある割に、肩透かし感は否めません。設定もエロもBLも、どれも中途半端で惜しい印象でした。
  • 副音声はうるさい十分に【単行本版(シーモア限定描き下ろし付き)】

    英子

    斬新が過ぎる!
    2025年3月18日
    この設定で5巻まで続けるってエライことです。誤解に誤解を重ねる手法で途中やや飽きますが、副音声が声になってしまうところとか、ついに誤解が解けるところとか、「やっと!!」という万感の思いで噛み締めること必至です。あのコメディっぽい副音声のノリなのにエチシーンは結構ちゃんとあって、ツボは押さえられています。1巻最初では積極的に誘っている西田攻めだと思っていたので、実際には逆で違和感がありましたが、さすがに5巻まで読むと馴染んできました。落ち着いた大人の男、野崎が副音声ではテンパっているのが楽しい。副音声に自分の副音声が被るコマ割りが好きです。
  • 恋は和菓子のように

    小宮山ゆき/花小蒔朔衣

    和菓子屋職人攻め×エリート会社員受け
    ネタバレ
    2025年3月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭の出だしは好き。職人気質の攻めの不器用さが逆にカッコいい感じです。でも一知也はなぜ大賀を好きになったのか、1番知りたいところが抜けてお話が進行します。大賀もストレートなはずなのに、自然と一知也に恋するのがいまいち理解できませんでした。同性の壁はどこで超えた??一知也に海外赴任のエリートコースの話が来たとき、大賀が身を引こうとする展開もあまり好きではない。最もよい着地点に着くにはどうしたらいいか考えず短絡的に相手のために身を引くって、海外赴任はそんな悲壮な事案じゃないと感じるんですが・・。大人としての終着点はそこじゃない的な。ラストはちょっと飛ばし読みになってしまいました。
  • アヒルの王子様

    風緒

    パステルカラーな初恋の味
    2025年3月13日
    余裕のある大人な攻めも好きだけど、譲みたいに昔は太ってたボッチがエリートでイケメンに変身して、でも心は昔の冴えないときのまま亮介大好きワンコってのも萌えます。女の子に大人気なのに全然興味なくて周りの思惑に気づかず、ひたすら「亮介く〜ん」て、かわいいな。「いつも扉を開いてくれる」と言う譲に、「いや、トイレのドアだけどな」「風呂場のドア開けただけなんだけど」みたいな2人の言葉のラリーも、ゆるっとした空気になっていい。亮介が絆されていくのが手に取るように分かる〜。最初から最後まで亮介一択の、見た目イケメン、心はボッチな譲でした。サラッと楽しめます。
  • ダブルセクション

    毬田ユズ

    仕事できる男たちのかっこよさ
    2025年3月11日
    保険の営業と調査員という、近くてでも相容れない立場から、じわじわと一歩ずつ恋愛に発展していきます。2人とも仕事にプライドをもっているし、押すところは誰がなんと言おうと押していき、間違いに気づけばすぐに引くという、試行錯誤しながらも真剣に仕事と向き合っている姿勢がかっこいいのです。過去の事件から必要以上に仕事に神経質になっている半井と、明るく柔軟性と骨のある高橋。半井はゲイですが、高橋はストレートです。いろいろと違う2人がマンションの隣同士として出会って、好感を持ち、接していく中で、もっと互いを知りたいと思うようになる過程が読ませます。高橋がストレートなのでどうやって仲が進展するのだろうと思いましたが、そこの展開はちょっと肩透かしでした。ストレートなのにそんな感じ?みたいな・・。最初から最後まで2人とも敬語なのが新鮮でした。
  • 恋になるまで暮らしませんか

    きたざわ尋子/古澤エノ

    同居もの、好き
    2025年3月10日
    BLに溢れている同居ものです、好きです!子どもを置いていく母親の行動と言い訳の全てに好感がもてませんが、核となっている子育て系のBLはいいです。ストーリーも面白いし、ちびっこは安定の可愛さだし楽しいんですが、「僕」の一人称の語り口があまり好きではありませんでした。「〜って言ってくれたんだ」みたいな感じがずっと続いていて、素人っぽくて気になります。「俺」で三人称の話だったらな〜。
  • 風待ち休暇

    里つばめ

    優しい風が吹いているお話
    2025年3月9日
    派手じゃないけど、しみじみよいと思うような良作の短編集の詰め合わせです。4編がどれも恋の初めのところで終わっています。その中でも「春を待たずに」は、短編でなく1冊の長さで読みたかったです。「告白まであと3日」で終わるなんて、殺生がすぎます〜。他の短編もどれもこんな感じで、「え?付き合うよね?付き合うんだよね?」とはっきりしません。が、それもまた作品の味わいとなっています。DOGSのようなヒリヒリするやり取りはありませんが、心穏やかに読める一品です。
  • 社長と溺愛子育て中

    松幸かほ/陵クミコ

    シッターから同居へ
    2025年3月8日
    BLでお馴染みの「仕事でマンションに来てたのに、いつの間にか同居することに」のパターンです。このパターンは、何度読んでも好き。欲を言えば槇がもっと料理上手で、久仁の心だけでなく胃袋もがっちりつかむようなキャラであってほしかったのですが、槇は料理はそこそこできるというレベルでした。残念。2人の間にいる祐輝とランディーが癒しです。久仁の告白が唐突すぎてびっくりでしたが、松幸さん得意の溺愛囲い込み系で、安定したおもしろさでした。読んでいる間中、自己肯定感の低い槇には目をつぶる必要がありますが・・。
  • Be a good boy, my dear dog

    くけこ

    好みが分かれる新設定
    2025年3月7日
    アルファでsub、オメガでdomというねじれのあるダイナミクスをもつ2人。設定は新しいけれど、好みかどうかで言えば、好みではありませんでした。これを読んで、私の好きな攻めはオスみが強い、ゴリゴリ攻めていくタイプだと再認識しました。このダイナミクスだと、オメガのdomがエチも含めてコントロールしていくので、許可がなければアルファでsubの方は触れることもできないという・・。攻めにはもっと強引で強気でいってほしい私としては、受けの許可制エチはちょっとないかな。自分に合うかどうかは、作品紹介やレビューを読めば解決することが読後に判明。レビューに全て書いてあったので、まずは先にレビューを読んでから購入するかどうかを決めることをおすすめします。私にはこの作品は、攻めが弱すぎてちょっと・・でした。
  • 溺愛スリーピングボイス

    茶野まめこ

    声から始まる
    2025年3月6日
    推し声の人と偶然同じマンションにいることが判明して、そこからドキドキうふふのハッピーライフ。なんとその推しも自分に気があるという夢のような展開でした。進藤が子どもっぽすぎていまいち萌えませんでしたが、Kは好きな人に甘くなる、そしてイケボも遺憾なく使っていく色気のある攻めです。でもネットの世界でモテる、インドア引きこもり系で、こちらもあまり好みのタイプではなかったなー。
  • 物言わずとも愛語る

    伊達きよ/北沢きょう

    チートなしでがんばるリオくん
    2025年3月5日
    言葉がわからない故に起こるすれ違いや誤解にハラハラしました。チートたっぷりの異世界転生ものも楽しいですが、全くチートなしで健気にがんばるのもいいですね。ただリオの性格があまりにも引っ込み思案というか後ろ向きに流れるので、途中から「ああもう、同じことの繰り返しだな」って飽きてしまう面もありました。「この世ならざる言葉」という感覚がとてもすてきです。それを魔法で瓶に詰めて奪うくだりは、派手な戦闘シーンよりも読み応えがありました。タイトル通りのすてきなストーリーでした。
  • 最強アルファは家政夫の歌に酔いしれる【電子限定特典付】

    榛名悠/小禄

    同居家政夫もの
    2025年3月4日
    やっぱり家政夫設定は、同居までの流れが自然にできていい。ちっちゃいのがキューピッド役をやるのも定番で、マナトくん、かわいかったー。晴輝の元アイドル設定が私的にはいらなかったんですが、獅子堂が作曲家だと、まあ元アイドルだと歌に関わるってことでストーリー運びがスムーズなんでしょうね。元アイドルの家政夫って、そこだけで座りが悪くて「んんん?」となります。これにオメガバまで加わって、設定としてはモリモリでした。これもおもしろかったんですが、やっぱり私は「普通の人」の家政夫ものが好きなんだなーとわかりました。
  • 素直になれないSubの騎士は執着Domに溺愛される

    天城/しお

    コマンドが甘い甘い甘いぞー
    2025年3月3日
    内容的には浅いです。でもコマンドの出し方がかなり好みで、世界観に入り込みました。犬猿の仲の2人かと思いきや、契約sub domになってからが甘ーいっ。ヴァルハルト、クリスティアンのこと大好きやんね、っていうのがヒシヒシと伝わります。good boyの頻度が半端ない。もう少し2人の関係性を書き込めれば文句なしのところですが、sub dom好きのツボはしっかり押さえていると思います。
  • 俺が好きなら跪け

    里つばめ

    チョロかわの極み
    2025年3月2日
    はあ〜、松田のダメさとチョロさと2人の関係のケンカップルなとこ、どれもいっこも好きじゃないのに、またしてもやられてしまった・・。里つばめ作品の「好きなとこあげられないのに好き、いやむしろ全部好き?」みたいな訳のわからんハマり方、クセになります。最初に読んだ時から再読の無限ループに入ってますが、ようやくレビューを書こうという気になるまで落ち着きました。チラ見くらいのちょいコマで出てくる梶さんにまで心をもっていかれる!気が抜けん。舐めるように作品を味わってしまった。梶たちに比べて、加藤×松田は仕事に全投入している感じじゃなく恋の比率多めです。ラストのコマ、悶えます!!!いかん。これはいかん。甘々じゃないか。欲にだらしない松田のチョロさも賛否両論あるとは思いますが、里さんにかかればすごい調味料が降りかかり、とんでもないご馳走に料理されるから不思議です。全然好みじゃない男が推しになる・・今回もやられました。
  • ポチ拾いました

    不住水まうす/hato

    不幸な男が忠犬ポチになるまで
    ネタバレ
    2025年3月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 骨髄ドナーになってやるからやらせろと、強カンしようとする鬼チクな受けの水月のよさがわかりませんでした。その強カンのときに、受けなのに入れようと試みるところも好みじゃない。初っ端で地雷のリバ?と焦りました(未遂でしたがそういう問題じゃない)。ポチの方はすごく興味深い攻めでした。不幸が当たり前で水月と出会ったことで人としての(犬としての?)感情の動きを知っていくので、水月に異常な執着をします。唯一無二のポチとして生きていく決意というか、手慣れた攻めもいいけど、この生まれたてのヒヨコ感もたまらん。でも、大きな問題だったはずの骨髄移植がどうなったのか立ち消えていて残念。物語の作りとしては物足りないところもありますが、ポチの成長譚で相殺されました。
  • 【電子限定】さみだるる[合冊版]

    高那シキ/町屋はとこ

    静かに、じっくりと心が育っていく
    2025年2月28日
    家族から傷つけられた真知が、衝動のまま電車を乗り継ぎそこで出会ったのがおばあちゃんの八重。なし崩しにそのおばあちゃんの梅畑のお手伝いを住み込みでやり、クマさんや幸太、慎ちゃんとの触れ合いを通して傷ついた心が再生していく物語です。人との触れ合いだけではなく、梅の収穫という重労働を経験することで、少しずつ生きるということの真理の端っこを掴んでいきます。脇のキャラの慎ちゃんと幸太の関係では、家族をつくるときに大切なことについて考えさせられました。ラスト、クマさんとの恋がバタバタで進行していきますが、それをもってしてもなんだか児童文学を読んでいる気持ちになりました。おもしろかったのですが、BLとしては⭐︎3つかな。
  • 君に恋するはずがない―トキメキ篇―

    須坂紫那

    少女マンガのBL版
    2025年2月27日
    絵がきれい!表情のひとつひとつが繊細ですてきでした。めでたく恋人になってからの、前作からの続きのお話です。心の揺れ動きや悩む内容などがまんま少女マンガな感じで、嫌いじゃないけどBLに求めるものはこれじゃない感も否めない印象でした。千景の元カレ近衛先輩出現で、ワタワタする北大路は、安定感はないけどかわいげのある攻めです。北大路のまっすぐな「好き」という気持ちが行動で伝わってきて、モテるのに一途ってよいですね。お互いにいろいろと悩むシーンがありますが、好きすぎてたいへん、という系の悩みでした。
  • 同居人の溺愛がすぎる

    鷹丘モトナリ

    深く考えずに楽しむ本
    2025年2月26日
    囲い込みです。最初からモロ「恋人同士の朝」感が出ていて、読んでいるこっちが照れるわってなりました(#^.^#) 佐久田が生活力がないだけでなく、研究以外はアンテナが低い(むしろ折れてる?)ので、自分の恋心にも気づいていない人でした。紺野は、そんな研究一筋の佐久田に敬意を払ってるし、かわいく思ってもいるという関係です。同居まで力技で持ち込みましたね〜。佐久田の友人へ、紺野が牽制するのがすごくて笑っちゃいました。紺野は佐久田が好きすぎて、ちょっとヘタれる時もあり。佐久田の方はよく言えば素直、悪く言えば心の機微というものを理解していないので、エチシーンはまっっったくエロに傾きません。「もっと気持ち良くなってね。入れるよ」と、笑顔で元気に馬乗りになる子です。新手の爽やかとも言えるような??笑顔の裏の紺野の黒い部分が垣間見える部分は、なかなかの見応えがありました。
  • 呪われた黒獅子王の小さな花嫁

    月東湊/円陣闇丸

    人の強さとは
    2025年2月25日
    リラが天性の明るさで、黒獅子の呪いがかかったダルガードを始終照らしています。暗くなりがちな辛いストーリーなのに、リラにかかるとたいしたことじゃないと思えてくる。小人族で小さくてかわいいのに、凛として心も体も強さがあります。ダルガードの苦悩は深いけれど、リラという太陽を得たことでその世界が変わっていく様子が丁寧に描写されていて、無敵のカプです!主役の2人だけでなく、郭国皇帝といいゼグといい、魅力的なキャラばかり。義弟のガルグルのくだりには安易な終結の仕方で、ちょっと「え?簡単すぎない?」と思いましたが・・。ダルガードが呪いを解く選択をするのか解かない選択をするのかについては、私にとって意外な方の選択でしたが、それもありなのかな、とラストを読んで感じました。幸せなのに切なくなる、そんなお話でした。
  • ラスボス予定の聖騎士に求婚されています

    村崎 樹/サマミヤアカザ

    平凡で優しいという武器
    2025年2月24日
    平凡コミュ障の織人くん奮闘記です。モブっぽくて突出しているところはありませんが、その平らかさ、普通さで悩める聖騎士シルヴィスを癒していきます。キラッキラのイケメンを理解するのは平凡なヒロインていう設定、昔から好きでした。正にそれ。異世界に行きっぱなしじゃなくて、元の世界に戻ってくるのには驚きましたが・・行ったり来たりできるんかーい。シルヴィスも織人も理解のある家族がいて、周りの人もいい人たちで、読後感がよかったです。
  • 見習いコンシェルジュは理想の上司をひとりじめしたい

    川琴ゆい華/たつもとみお

    「家に住め」と命令する上司
    ネタバレ
    2025年2月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いゃ〜、同居ものスタートって最高ですよね。下心のない同居命令って、蓮条さん、罪作りな人です。広瀬は素直で突進型の受けで、どーんと当たって蓮条さんを翻弄していきます。蓮条さんは公私ともに仕事に生きるストイックさがあるんだけど、セ◯レを2人同時にもつようなクズいところもあって、ギャップがたまりません。広瀬は、経験不足のウブい子という王道な仕様になっています。そして、この作家さんの書くエチが本当に色っぽくて好き。全ての好みを押さえられた感じです。
  • 美しい私のイルカヤンヤ

    桐乃鈴/佐々木久美子

    韓ドラ並みのすれ違い
    ネタバレ
    2025年2月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読者には、最初からオイはシャハンがずっと探していた正妃だと分かるようになっているのですが、肝心のシャハンも守りの者たちもオイの正体に気づかない時間が長く、焦らされました。蜥蜴族、オイからの搾取に次ぐ搾取の連続で、なかなかに苦しい場面が続きます。・・からの蜥蜴族の娘サファルリアへの報復的な仕打ちがすごい。あまり感情をこめない淡々とした文章がこの話にとても合っています。残念だったのは、なんとシャハンとの初めてのシーンがない!!というか閨のシーンがない。ええ、そこ、いるでしょ、普通に、とすごーくがっかりしました。ストーリーはとてもおもしろかったのですが、それだけが消化不良でした。
  • 推し配信者の密接ASMR

    加太ブリコ

    推しと恋をする
    2025年2月21日
    イケメンボイスの持ち主の推しと実際に会う展開に、ニヤニヤしてしまいました。蛍は割とテンパリ系な慌てんぼさんですが、一生懸命で優しい子です。アオイはなんでもできそうなのに機械音痴で、その部分を蛍に助けてもらううちに親しくなります。ただ1巻のアオイファンの女子集団いじめのくだりは、あんなに詳しく描写してほしくなかったかも。女子に暴行される男子っていうのがちょっと受け入れ難い。エチのとこはあまり萌えませんでしたが、アオイの執着ぶりの描写はとてもいいです。
  • 後輩が一途すぎる話

    ミキマキ

    あらゆるパターンのバカップル詰め合わせ
    2025年2月20日
    よくこんなに考えつくな、というくらいたくさんのかわいい笑いが詰まってます。絵もそんなに好みじゃないし、そもそも地雷のリバだし、と思っていても、読んでいるうちにどんどんハマっていきました。私的には先輩が絶対攻めなんですが、肝心の先輩が「俺ってどっち?」とグーラグラです。後輩くんがかわいくストレートにぐいぐいくるので、先輩が押されて気味でリバ要素増し増しでした。でも私のようにリバが地雷でも、ついつい読み込んじゃうような魅力があります(^◇^;)
  • アイドルだって振り向かせたい

    桜庭ちどり

    ゲームとしての恋愛から・・
    2025年2月19日
    どっちが早くノンケの男を落とせるかゲームでアイドル光流くんが目をつけた男は、地味メン定食屋バイトの遠藤。この始まりが全然すてきじゃないし、光流のビッ◯感が受け入れ難いしで「うーん」となりましたが、光流がゲイバレしてからのシリアス展開から俄然おもしろくなりました。軽い気持ちで始まったのに、会えなくなって自分の気持ちと向き合って、互いの想いを知って・・。恋愛ではゆるゆるな光流が、自分の仕事に真摯に向き合っているのもギャップがあってよかったです。自分たちの関係の不自由さを楽しむ余裕のある遠藤が、大学生とは思えない大人な感じで◎
  • ノーシークレット・マイブラザー

    じぃ

    ほんわか家族
    2025年2月18日
    子連れ同士の再婚家族で、高校生の子どもだけで同居生活というベタな設定ですが、美形義兄弟で眼福でした。でもオムライスに「ごめん」はちょっとないなーと感じました・・。キスだけでもドキドキのかわいいお話。なんでキスしたのかな?と延々と悩むのも醍醐味ですねー。大人の恋愛にはないピュアさが眩しかったです。好みとしては、表題作じゃない方のお話が好きかな。
  • あいのかさぶた

    綴屋めぐる

    1番大切な友達から恋人へ
    2025年2月17日
    尚人の父親は暴力を振るい、母親はそれを止められずという家庭環境が、結構キツイ。そんなときにそばにいて支えてくれた創のことを好きになるのは自然だよね、と納得できるストーリーでした。同居という設定も好き。お互いに子供っぽい部分があり、なかなかのすれ違いをします。その収束のさせ方もよかったです。でも惜しいのは、絵が好みでなく、そこだけは残念でした。ストーリーはゆっくりと進む展開がよかったです。
  • 偽りの花嫁と真実の恋

    月東湊/森原八鹿

    女装だけど凛々しい
    ネタバレ
    2025年2月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 女装しなければならない理由があって好きな人に告白されても思いを受け取れない、妃候補の試験を痛快にクリアしていく、玉璽を盗み出そうとするも見つかりそうになってハラハラ・・など、好きな設定てんこ盛りでした。男の体でどうやって初夜を乗り切るのかドキドキでしたが、そちらの解決の仕方は拍子抜けするほど簡単な感じだったので、それだけはがっかりしました。「煌、もう男だって言っちゃいなよー」と思いながら読んでいたので、1番盛り上がるところで攻めから「男なんだよな」みたいなことを言われてあっさり解決。なーんだ、あんなに悩んでいた煌がバカみたいじゃないのさー、と思ってしまいました。殿下、男でもよかったんですね、早く言ってくださいよ、てなもんです。ここ、もっと丁寧に書いてほしかったな。毒を見抜くシーンも某ラノベの猫猫みたいにかっこよかったので、もっと長く読みたかったです。全体的にはとても面白かったです。
  • Stepbrother

    榎田尤利

    義弟が上司
    2025年2月15日
    嫌味で神経質な上司と義理の兄弟に・・。少女マンガの時代から、「ええー、親が再婚したら気に食わないアイツときょうだいになるなんて!しかも同居なんて冗談でしょー」という設定が大好きでした・・。そしてマイナスからスタートしてるので、あとは「え、割といいとこあるじゃん」と上がるしかない好感度。それは気づけば恋に発展しているのであった・・。いやー、王道ですね、いいですね。欲を言えば、一緒に住んでいるのだから、お風呂場で鉢合わせてドキッ、朝起こしに行って寝ぼけてベッドに引き込まれるなど、数多くある同居ゆえの王道ラッキースケベも少しは踏んでほしかったです。同居設定があまり甘い方向に活かされてなくて残念でした。秋がツンデレの振り幅が大きくて、デレのときがかわいかったです。
  • としのさ夫夫

    たつもとみお

    かわいさが分かりにくい年上受けを溺愛
    2025年2月14日
    年の差じゅうよん!なかなかの差です。受けが年下だったら割とありかもだけど、受けの方が14上って辛いよね。恋人は若くてモッテモテだし。年下攻めというとすぐに「ワンコー」と出てきますが、今作の攻めの潤也にはワンコ要素は皆無で、わがままで子供っぽいところもある啓司を理解して許している度量の大きさがあります。啓司の方は、私には魅力があまり理解できないタイプの後ろ向きな思考回路で、潤也をあそこまで惚れさせるところがどこにあったのかちょっと不思議。啓司が、自分がモラハラ項目に全部当てはまっていると気づくシーンがそんなに重くなく描かれていて、直そうとがんばるところが健気。潤也は若いのにすぐにお仕置き系エチにいく子で、絵がきれいなのでエロく感じました。おじさん受けは苦手ですが、これは読んでいて楽しかったです。
  • 執着チョコレート

    葵居ゆゆ/カワイチハル

    執着はしてる、切なさは皆無
    2025年2月13日
    啓杜が記憶喪失だったのでもっと話が複雑に絡むと思ったのですが、記憶喪失の割にかなりスムーズに高宮の思いを受け入れてエロに突入しました。互いにものすごく執着しあっている感じはありますが、啓杜も高宮も私にとってはあまり魅力的なキャラでなく、「そんなにあっさりとお互いを受け入れちゃう?」という違和感の方が大きかったです。切なさというエッセンスがある執着ものが好きなので、そういう意味では萌えなかったです。
  • 敏腕社長の溺愛計画

    神香うらら/明神翼

    ラスト、どうした〜!?
    ネタバレ
    2025年2月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 容姿はいいのに地味感漂う日系人の玲と、大会社のイケメン社長クリフォードの、押したり引いたりの恋愛模様を堪能しました。玲が、真面目に丁寧に掃除しているところをクリフォードが見て好感を持つ始まりがいいですね。容姿だけでなく、中身も見ているよ、的な。あとは両片思いとも言えないような、互いに好感ダダ漏れの怒涛のラッキースケベっぽい展開が楽しいです。玲のアパートに泥棒が入って、心配したクリフォードが同居を申し込むとか、分かっているけどおいしすぎるぜ。なーのーに、ラスト、これから初エチという直前のシーンでエンドって、どゆこと!?朝チュンのお上品フランス映画か。いや、朝チュンまでもいってない。そこ、そこを見たいんです・・と興奮して心の中で立ち上がりましたよ。まあラストのがっかり感は否めませんが、規定の溺愛路線でした。
  • 名前も知らず恋に落ちた話

    水原とほる/yoco

    バイクと仕事と恋愛と
    2025年2月11日
    バイクには全く詳しくありませんが、主人公2人のバイク愛がひしひしと伝わってきました。カフェで出会ってそのままツーリングして、そのままキャンプして、キスして抜き合い・・。ん?キャンプまでは自然な流れだったけど、その次のやつからいったん思考が止まります。克実、ノンケなのに??でもお仕事トラブルとか家族のこととか、地に足のついたエピが基本にあって、その中で少しずつ恋愛が進んでいくので、いろいろなことが違和感なく収まっていきます。仕事の合間を縫うような逢瀬に、大人の恋愛ってそうなるよね、恋恋言ってられないよね、と共感しました。攻めの昌宗は、克実が困っているときに分かりやすく助けたりはしませんが、ここぞというときに欲しい言葉をくれる、そんな男前です。
  • 御曹司の身代わり恋人始めます

    伊郷ルウ/麻々原絵里依

    びっくりするほど残らない
    2025年2月10日
    偽物の恋人、女装で親と面会、御曹司の家に住み込みの家事バイト・・好きな設定なのに、おもしろいと思うシーンがひとつもない。一緒に暮らすというおいしいシチュでなぜ?受けにも攻めにも魅力を感じない。購入したので取りあえず文字を追ってラストまでたどり着いた感じです。この作家さんには、読者にどうキャラを見せていくかという視点がないように感じました。
  • 悪役令息ですが魔王の標的になりました【シーモア限定特別版】(イラスト付き)

    小中大豆/みずかねりょう

    入れ替わり令息
    ネタバレ
    2025年2月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 好きな作家さんの悪役令息ものが読めるなんて、うれしすぎる!テンプレ通りの王太子からの婚約破棄スタートでした。魔王イーヴァルは、さすがに魔王だけあって万能感ありますね。面倒なことが起こっても、イーヴァルの登場で全て解決します。魔獣のハナちゃんがかわいくて、主人公のジョシュアとイーヴァルとで、本当に家族のようなほっこり感。残念なのはジョシュアが転生前にタチとして経験があったことです。リバっぽい要素、好きじゃないんですよね・・。なぜ経験者にさせたのでしょう?しかもタチで。普通に恋愛から遠ざかっているDTで良かったような?それにしても元々のジョシュアも転生してるっていうダブル転生設定が効いてます。お互いの転生先で新しい幸せを見つけてよかった〜。
  • 溺愛スウィートホーム

    鳥谷しず/橋本あおい

    変態擬似家族ストーリー
    2025年2月8日
    初っ端からの変態ぶりで、今作は変態モードが早い!会ってすぐに発動する変態っぷりでした。一度だけの関係かと思いきや職場で再会して、遥の家のボヤ騒ぎで同居突入。ちびっこもいて擬似家族として過ごします。鷹遠が忙しい中での完璧家事育児。おいしい設定をいくつも踏んでいて楽しめます。ハッテン場での出会いスタートとか、遥の兄の二股結局してたんだねエピとか、興醒めするシーンがチラホラありますが、力技で最後まで引っ張られました。
  • 腹黒甘やかし王子は女装悪役令嬢を攻略中【シーモア限定特別版】(イラスト付き)

    切江真琴/林マキ

    女装男子!
    2025年2月7日
    特に深い意味のない(男子のままだと美しすぎるから・・というどうでもいい理由)女装で、かなりコメディ寄りの作品でした。女装男子がダメじゃないなら、楽しさ満載です!タイトル通りのアルの腹黒感があったらもっと良かったんだけれど、アルが全く腹黒くなく、ひたすら甘々一直線でした。クロード弟がもっとクロード大好きな感じを出してほしいとか、「尊い」連呼の娘っ子たちを喜ばせるエピがもっとほしいとか、妄想が広がります。安心して読めるテンプレストーリーです。
  • 愛ってどこにある?【イラスト入り】

    水原とほる/水名瀬雅良

    スローテンポ
    ネタバレ
    2025年2月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 情熱的なシーンとかはなく、この作家さんらしい淡々とした雰囲気でした。ノンケの攻めが、美貌だというだけで男に違和感なく欲望をもつ流れに、「んー?」となりました。そんな自然な感じにゲイになる?美貌の謎の受けは、実の生き残りでトラウマもち。臆病な受けを攻めの愛で受け止めるラスト。特に気持ちが揺れることもなく読了しました。
  • エブリデイ イズ ア グッドデイ

    西のえこ

    あっぴの心の叫びが声に
    ネタバレ
    2025年2月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 暁に長い片思いをしている千尋は、家事能力の高いナイスガイに成長して再び暁の前に。千尋は旭という緘黙の子どもを預かることになって、さあ大変・・というストーリーです。カプのどちらかが家事能力高いって、ポイント高いです。千尋に子育てを助けられているうちに、愛も育っていくのが自然な感じで、心にすんなりと落ちました。絵は好みではないのですが、ストーリー性はあります。ラストであっぴが「ときー」と叫ぶシーンがいい。ただ私には流れる雰囲気が穏やかすぎて、ちょっと物足りなく感じてしまいました。
  • ずるくてかわいい

    三木原針

    フワフワした空気
    2025年2月4日
    押し付けがましくなく暑苦しくない、ふわっと、ゆるっとしてる雰囲気の2人でした。情熱的とは言えないけれど、アンニュイな魅力がある大人な岸と、熱量低めながらイケメンパワーがある大学生の久住が、同じような空気感で恋愛していきます。静かな嫉妬があったりすれ違いがあったりで、短い中でよくまとまっているお話でした。
  • 明日、きみのものにして

    美山薫子

    少女マンガだった
    2025年2月3日
    キュンとします。ピュアです。小・中学生のときに読んだ少女マンガのテイストそのものでした。私のように「少女マンガをBLで読む意味あるかな?」と感じる人には向いていませんが、そこが気にならなければかなりおもしろいと思います。表情のひとつひとつがいい。初エチに至るまでのあれこれも、少女マンガのヒロインと同じ思考回路でした。「初めてだからお風呂に入りたかっただけなのにー」って、かわいいな、おい。全編「かわいい」がまぶされています。
  • 幼なじみがドMでツンデレなんですが

    野花さおり

    雀、奔放すぎる
    2025年2月2日
    雀の性のハンターぶりが絶対に好みじゃないんですが、モモが一途で可愛くて。ずーっと好きだったんだねぇ。雀もそんなモモの気持ちに気づいているのに、隣の家の壁越しにあの時の声を聞かせるって、鬼ですな。年下男の一途攻めは絆されます。頑なな雀もお情けデートなんかをしてるうちに絆されて、次のターンでは攻めザマァならぬ受けザマァ展開。・・と言っても、ゆるいですが。でもラストはやっぱり可愛いモモでした。絵がきれいだったので読みやすかったです。
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