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今月(11月1日~11月30日)
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シーモア島
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巣穴にこもるヤマアラシちゃん




2025年11月2日爽磨がツンツンなんだけど、やってることは本当に可愛くて、ツンツンの言葉もアレです、甘いお菓子に塩をちょっとだけ効かせるとより甘みが引き立つ的な・・。その効果あって、ただただ甘えてくる受けの何倍もかわいく見せちゃうマジックがかかっています。私は怖い話が苦手なので恐る恐る読みましたが、全く怖くない、むしろ人間味のある霊たちでほっとしました。爽磨と大毅の仲がギクシャクした時も、「そんな、私のせいで・・。ああ、この人たち私の話聞いてない・・」みたいに嘆く女の人の霊とか、どの霊もクスリと笑わせる感じです。エチは、ちょっとオヤジな癖が発動する大毅と、チョロかわの極みとも言える爽磨で、これがまたよい。出会いの2人の感じからして、「ええ、そんなに甘くなります?」とびっくりする溺愛モードに突入します。それにしてもこの作家さんの話は、どれも読みやすいですね。
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最初からラブ全開




2025年10月30日尊が雨京のことを好きなのは誰の目にも最初からわかりきっているのに、肝心の雨京本人だけがそれに気づかず勘違いを連発するという、このパターン、何度読んでもいいよね、というお話です。お話は結構重い状況を含みながらも、シリアスよりはコメディに傾いている、理系男子の全力猛烈アプローチ!ラブレターは100枚超えのレポート。2人が付き合う際の懸念事項もあらかじめQ&Aが織り込み済みで、帝都大生の本領発揮。尊の専門用語だらけの長舌を、数学の苦手なはずの雨京が的確に読み解くのは愛の力なのか。こんなに自分の言うことを理解してもらったのは初めて・・と好きが止まらなくなる尊の暴走ぶりがほほえましい。中編でしたが、長編でもよかったなー。
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いやもうお腹いっぱい




2025年10月28日ワンコは受けより攻めの方が好みですが、健の駄犬ぶりに受けのワンコの話も癖になりそうです。割とあっさりと両思いになるんだけれど、両思いになってからも「耐える攻め」と「無自覚に煽る受け」の話が延々と続いて楽しすぎでした。ちょっと脳筋で小悪魔の健に翻弄されるお義兄ちゃん!!修行僧もかくやという忍耐があっぱれです。ほんとーに甘々でしたね。そういうのをただただ楽しみたい人にぴったりの、ひたすらかわいい溺愛を楽しめます。
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お兄様っっ!




2025年10月27日不器用&誠実なラルフと、健気&無垢なシオンのカプもすてきですが、何といってもイチオシはヴァレリーお兄様!柔和な王としての振る舞いの下に隠しているなんでもお見通し感と、明後日の方向にすれ違ってる弟カプをおもしろがっている食えないとこがすてきすぎます。ただの脇役じゃないですよね、この存在感。この兄メインの話が読みたい。
当初は無知でもあったシオンですが、ラルフの愛を得てからは人としての情感を取り戻し、後に幽閉されていた時に読んでいた本の知識が役立つという話のもっていき方が気持ちいい。
それにしてもかわいいカプです。互いの「好きー」が溢れている。全編ほぼなんの心配もなく安心して読んでいられます。後は、お兄様の恋が読んでみたいなー。 -
きました魔性系オヤジ受け




2025年10月26日冒頭のコメディはどこへ?という後半の怒涛の展開にビビりました。そんなどシリアスな感じになります?それと妖精の話が最後まで「あれは何だったのかな〜」という終わりで、思ったラストと違うところに連れて行かれました。でもおもしろかった。高森が「お前みたいな昼行灯がいいってやつだっている」というセリフ、いいですねー。まさにそれ。魔性系昼行灯お股はゆるゆるです、が皆川という男です。その手のふわーっとした中年男の書き方がうますぎる。高森の一途で不器用で甘党なところもクる。
それにしても妖精の真相って何だったのでしょう?
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ワンコとワンコ




2025年10月26日どっちも犬っぽいです。大学生一年生×大学修士課程学生の年下攻めとなっております。幼なじみなので、尚紀のガードがゆるゆるです。もっとも、尚紀は誰に対してもガードが下がってるのがデフォルトの子です。そういう子どもっぽく迂闊な受けが好きでない人には向きません。短編なので話に深みはなく、これはなんだかんだで両思いに落ち着くまでのイチャイチャを覗き見してる的な感じでした。普通に楽しく読めます。執着攻めを書かせるとうまい作家さんですが、短編ゆえにその辺もサラッとしてます。尚紀がどう出ても、「好き」が安定している貴広のワンコっぷりがかわいい。
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違和感をうまく逃して読めるか




2025年10月24日「俺が(国に)帰らなくても、どうにかなる」という王様のセリフに代表される違和感を、いかにスルーするかが、このお話を楽しむポイントかもしれません。タイトル通り攻めも受けも王という立場なんですが、「それって一国の王としてどーなの?」と感じたら最後、ずっとその違和感がつきまとう言動多数です。王という立場であれば、やはり自分の国を思う心をもつとか、どうしても自分より国民のことを優先して考えてしまう・・という人物であってほしい。王が国に帰らなくてもどうにかなるって、どうなんでしょう。どうしても2人に魅力があると感じられず、休み休み読みました。2人とも王じゃなくて大貴族の次男同士とかにすれば、楽しく読めた気がします。スタートの互いに一目惚れするシーンの勢いのままきてほしかったです。
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スピンだった




2025年10月13日読んでいて「あ、知ってる」という感覚が強くなり、途中で「つむぎくん〜」のスピンだと気づきました。「つむぎくん〜」でやけに存在感を放って出てきたお兄様と庭師さん、やっぱりあのままじゃ終わらなかったんですね。お兄様、熱が低ーい感じなのに粘度が異様に高くて、さらに病弱でその病弱さまでも瑞季を得る手段にしてる感じの仄暗い攻めでした。お日様みたいな瑞季と対照的で、だからこそ手を伸ばして欲しくなるんでしょうね。瑞季は、なんかもう絆されるというか引きずられるというか、でもあんなに欲しい欲しい言われれば、そうなるよね、と納得の展開。この漫画家さんのお話はどれも吸引力が半端ないですね。
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びっくりした!




2025年10月11日なんとなくフラーっと無料分の前半を立ち読みして、「おお、謎の美貌ボディガードと売れない美人俳優の話ね」くらいの認識であらすじも読まずに購入したら、ビックリの異世界神話転生ゴージャス版が待ち受けていました。「え、え、イーサンと藍のラブは?」と思いつつ、ニキアスとアンブロシアの怒涛のラブ&バトル・・という軽い表現では追いつかない激重ストーリーでした。冒頭の印象と違ったのでずっと「え?」と思いながら読んで、「え?」と思いながら下巻をポチり、「え?」と思いながら読了。期待の方向でなかったのですが、期待以上の面白だったかも。とにかく脇目もふらずに藍に一途なニキアスの愛がすごすぎる。藍は果実ゆえに、悠斗の言うところの「純情ビッ◯」でしたね。そこもいい。個人的には藍とカイロス、ニキアスでもう一悶着あってほしかったのですが・・。とにかく壮大なスケールの異世界神話転生で、ラストは胸がいっぱいになりました。
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ダメになるわ〜




2025年10月11日課長のぽよよん具合と、ポンコツスレスレの恋愛の鈍さに「どーなの、それ」とも思いますが、あの課長のポヤポヤビームにかかると、「まあそういうこともあるよねー」と許せちゃう。須田くんが素ですてきだし、中原も姪っ子ちゃんも一生懸命自分の人生を生きていて、嫌な人がいません。不満と言えば、やはり朝チュン的な2人の初めてシーンでしょうか。そこ、そこは描いて〜っ。あと甘々な後日談とかもっと欲しい。お願いします!
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ときめきはないけれどテーマ性はある




2025年10月7日子ども食堂、ワーキングプアー、BL、御曹司と、色々な詰め合わせです。一冊読む間に、10冊くらい別の本を挟んでなんとか完読しました。いい話なんだけど、先を読みたいと思えなくて、この作家さんの本にしては読了まで苦戦しました。どきどきするやつがないんですよね・・。どちらもいい人ではあるんですが、今回は全然心に入ってこなかった。春川も隆二も、もう少しやりようがあるような。ときめき、大事です。もはやフィクションの世界でしか出会えないので・・。
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机の下の秘密のやり取り「社長、会議に出てください!」番外編【電子限定版】
仕事ができる男たちの恋愛



2025年9月21日現在、本編のシリーズでは3巻まで出ていてまだ続きそうな嬉しい予感がしますが、こういう小話的な日常の一コマを描いたのもいいですね。どんなに巻を重ねてもダレないとこがすごい。結果的にスーパー営業マンの重治ですが、その結果を出すまでに、思い悩んだり努力を積み重ねたり。この作家さんの書く本はほとんどが高得点のおもしろさですが、このシリーズはトップなんじゃないかと思います。本編では、仕事に忙殺されると恋愛の部分を忘れがちになる2人。でもこのショートは仕事の中にも、ちょっぴりの甘さがあって、そのほのかな甘みで大満足してしまいます。うまい。おもしろい。
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行きつ戻りつの恋の進展




2025年9月7日愛斗が咄嗟についた嘘からどんどん変な方向に行く恋の迷子っぷりを楽しみました。大智が本当にいい子で年下のかわいさもあって、この作家さんのいつもの年上余裕攻めもいいけど、こっちも萌えます。道の駅デートを重ねる様子が生き生きしていて、きっと作家さんが道の駅とか好きなんだろうな、と感じました。市場籠という初めての言葉を画像検索しちゃいました。こういう、恋愛以外の描写も読んでいて楽しい。肝心の恋愛の方は、大智が全くブレないので、安心して読み進められます。でも当て馬・水田にもう少し当て馬の仕事をしてほしかったかな。分からず屋の愛斗父は、最後はお母さんの逆襲でワタワタしてるのがプチザマァっぽくて、急にかわいい感じになりましたね。マイノリティの問題を、重くなりすぎない程度にいい塩梅で盛り込んでいるところもよかった。いつも思いますが、この作家さんのお話にはときめきがあるなー。
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かっこかわいい高校生同士




2025年9月7日どちらもビジュアル強めなカプです。そしてどちらも初めて同士!!初々しいです。どちらも顔がいいせいで嫌な思いもして顔がいいなんていいことないくらいの勢いなんですが、好きな子にだけはかっこいい(きれい)と思って欲しくて、そんな自分に「カッコわるー」って幻滅して・・。全てが青春な感じでした。そして、チラチラ出てくる美鶴の幼なじみが何が起こっても泰然としていていいんですよ。後半では大学生編がスタートして、でも初々しいままでした。なのでエチはホントチラーっとあるくらいです。どちらも相手に自分の気持ちを素直に話すのですれ違いとかもなく、スイスイ読めます。
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日常描写が光ってる




2025年8月18日古い昭和の住宅、音質のいいプレーヤーから流れるいろいろなジャンルの音楽、丁寧な食事風景、カーテンから洗う大掃除・・と、日常の様子を読んでるだけで気持ちいい。ここにBLが絡んできて、最高か!という本でした。全力で外面を整える八木兄のザマァがもう少し欲しかった(小糸と八木のラブラブな様子を見て歯ぎしりする程度のやつでいいので)ですが、ふんわりした小糸に引きづられている八木は、最早兄の鼻をあかすことはどうでもいいことになったんですね。シェアハウスの住人が、大学のキャンパス移転のせいで希望者がいなくなり、結果小糸と八木の二人きりになるという展開もおいしすぎる。少なくとも火事や水漏れで片方が転がり込んでくる展開よりは自然で好き。途中、大家の息子、服部(仮)が登場したときは八木兄を超えるストレスになりましたが、結末にもびっくり。八木の「小糸を大切にしたい」思いと、本来の腹黒なところが行ったり来たりするのもすごく好きです。もう「うまい」としか言いようのない作家さんですね。
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おいしいかわいい




2025年8月15日ほっこりするお話でした。施設育ちで孤独を感じてた大和と、裏では遊び人の料理屋の店主、三嶋。やがて大和は自分で思ってたよりも周りの人に大切にされてると気づき、三嶋は大和に出会ったことにより一人の人を大切にしたいと思うようになる・・。遊び人三嶋が、その職業ゆえに料理ができるってポイント高い。大和は心と胃袋をがっちり掴まれちゃいましたね。大和がちょっとしたことで見せる表情がとてもよかったです。
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【全1-6セット】BLゲームに異世界転生!? 師匠兼護衛騎士様に溺愛されています!!【イラスト付】
そっちか!



2025年8月12日読み進めていくとアールサスもウルクもどう見ても両方受けで、「どーなってんの???」と混乱しましたが、あー、サブタイトルもそうなってましたね。ウルクは冒頭で異世界転生したことに気づいて修正を図るので、最初からかなりいい子です。こうなった時に周りが「あれ?なんか今までと違わない?」と戸惑うのが私にとっては悪役転生ものの醍醐味なのですが、残念ながらそれもなく、アールサスも「ウルク好きー」モードにすぐに転換するので、話としてちょっとおもしろくはなかったかな。いい子が、愛されキャラっぷりを振りまいて愛を掴むお話でした。あっさりめ。
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これはもっと長く読みたい




2025年8月10日異常なまでの世話好きと言う性質を隠しながら、穏やかな美貌の貴公子の仮面を被る葵がとっても魅力的です。財前の俺様なキャラと相まって、本当にいい組み合わせでした。眠りのサポートという葵のお仕事も、BLになだれ込む設定で甘い!美人にハンドマッサージされながらおしゃべり・・そんなん、俺様でストレートな財前も好きになってまうやろー!2人の距離が縮まっていく過程を堪能しました。
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先生×生徒の王道ストーリー




2025年8月10日最初はちょっと気になる先生…と言うところから、あっという間に心を和鷲掴みにされていく沢本。一旦「好き」を自覚したら、後は高校生らしくまっしぐらに進みます。いいですね。青春ですね。先生のほうは立場が立場なので、「好き」をモレモレに漏らしつつ、物理的には拒否をすると言う、でも拒否しきれない感じがまた何とも言えず色っぽいのです。大人の恋愛もいいけれど、こういうのもたまには読みたくなるんですよね。
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孤独を知る異世界転移者は最強の王に溺愛される【SS付】【イラスト付】【電子限定著者直筆サイン&コメント入り】
全ての思いを言葉にする受け



2025年8月8日何というか、考えていることをその端から言葉にして相手に怒涛のように思いを伝えていくって、色気のないものだなーと感じました。いい子の受けなんだけど、人としての深みはない。ただひたすらいい子です。攻めも受けも自分の思ってることを話しすぎで、もちろんすれ違いや勘違いもなく、気持ちよくサクサクと物語が進んでいきますが、それだけというか。受けは成人なはずですが、かなり幼い話し方です。そういうのを楽しめる小説もありますが、これはダメでした。
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小学生攻め!!!




2025年8月7日セナの小学生時代が長くて、八雲とともに待たされました!「待て」の状態が長かったので、初エチは感無量。残念なのはいくつか取りこぼしてるエピがあったことかな。八雲のボンテージファッションのとき、セナの感想が一切ないってもったいなすぎる。クリスマスパーティーも精一杯オシャレした八雲への感想はなし。クリスマスプレゼントの財布、5年後もずっと持ってるとかの後日談がほしい。セナパパが魅力的なので、大人のパパと八雲に小学生のセナが嫉妬するとか・・。八雲に出会ったことで、セナの性の目覚めがあった的なやつとか。せっかくの小学生攻め、堪能したかったなー。・・という欲は尽きませんが、煩悩のカマタリとなって読ませてもらいました。
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短っ、もっとほしい




2025年8月1日本編ではメリバなエンドでしたが、その救済なるか?と期待したけど、救済まではなかった!オウ。執着しすぎてとんでもない方向に爆走中の悠馬を、湊は愛せるのか?と思ったら、なんか湊までおかしくなってた。世間の「愛」から外れた2人に未来はあるか?足りない。もっと読みたい。ハピエンがほしい。
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はっきりとサイコパス




2025年8月1日こわー、というのが読後感です。もうこれ以上でも以下でもないっていうか・・。湊が悠馬にどんどん追い詰められていくのがわかる。悠馬は、パーフェクト人間の皮を被ったサイコパスなので、ロックオンされた湊に逃げ場はない。これは、愛ではない。強いて言うなら「執着」でしょうか。でもこの異常な世界に、グイグイ引き込まれました。モヤる読後感ですが、読ませます。
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お仕事も恋もオン!




2025年7月26日お仕事BLは好きですが、人生でラジオをほとんど聞いたことがないので、ラジオのアナウンサーか・・あまり興味のない分野・・と思って読み始めたら、止まらない面白さ。湊人がいい子すぎる。推せる!ただいい子なだけじゃなくて、手痛い失敗を経て試行錯誤しながら前を向いていこうとする等身大のところにキュンときました。アキがどんなにお仕事モードで振り切ろうとしても、湊人のキュートさじゃ、そりゃ落とされるわ。アキの仕事のライバル藤堂が出てきたあたりでさらに面白くなって、できれば藤堂とアキが湊人を取り合ってほしいという欲が出たけど、そうなると2巻に突入コースになるからダメかー。アキと藤堂がタイプの違うアナウンサーで、湊人が目をキラッキラさせて2人からアナウンサーとしてのあり方を学ぶ様子がまた読み応えがありました。恋愛ものとしてもお仕事ものとしても楽しめました。
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スイーツスイートストーリー




2025年7月19日色っぽさは皆無ですが、ハートウォーミングな家族愛を堪能しました。シリアスとギャグの比重がちょうど良くて、ところどころツッコミ所はあるものの、面白かったです。中学生のチエちゃんが登場するたびに「ぽよん」という擬音がついてきてかわいい。強面の男(攻め)がスイーツに目がない設定も好き。ベッドシーンは部活チック、意図してギャグになってます
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主人公2人をアルファにする意味は?




2025年6月20日うーん、どこにも惹かれるところがなかったです。攻めも受けもアルファだけど、受けの方は完全にオメガっぽくて、設定をアルファにするならもう少しアルファ感が欲しかったかもです。多分健気受けを狙ってると思うのですが、そこもイマイチ感じられず。ただ、イラストの美麗さがすごい。
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ついにタイトルも犬




2025年6月20日続編と知らずにこちらを購入。最初から飛ばしてるなあと思ったら、続編だったという・・。いきなりの2巻からの読みはじめでしたが、ギリ世界観を理解できます。こちらのお犬様は、飼い主(受け)に溺愛されているハッピードッグでした。日秋が受けっぽさがない男らしくてクレバーな、でもきれいでかわいいを兼ね備えてる子なので、楽しく読めました。最初からラブ爆発です。烈が飼い主である日秋には駄犬になるのはお約束で、繰り返しダメっぷりを垂れ流すのがいいのです。絵師さんは好きな方ですが、今回のイラストはちょっと合ってなかったかな。
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【全1-6セット】宮殿のような屋敷で僕の声を探している【イラスト付】
すれ違いの醍醐味



2025年6月14日読者には分かっているのに、本人たちだけが互いのことを気付かないもどかしさを堪能できました。ニアミス!だけど気づかずスルー・・みたいなシーンが多くて楽しかったです。ライルは最初からターリクに猛突進の安心型攻めです。介護シーンから始まるBLは初めて読んだかも。ターリクに前世の記憶がある設定は要らなかったような気がしますが、後半の、我が子とうまくいかないライルの母親の気持ちを語るシーンがよかったなあ。ライルは、明るくて素直で人の心を推しはかれる共感しやすい、いい子の受けでした。ハッピーな気持ちになれました。
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偲びすぎな恋・・長い!




2025年6月12日強気で素直になれない受け、好きです。でもこのカプは、言葉が足りなくて・・。チームのリーダーという攻めの設定はなんだかな、という気持ちになるので、あまり深く考えないようにしました。でもどうしても考えてしまう、チームのリーダー・・。うーん。チームの服もあるんね・・。すごい世界だ。そしてどちらの性格も絵柄もオスっぽいので、そういうのが好みの人はハマると思います。まあ、会わない期間が長すぎてびっくりでしたが。その間「好き」の気持ちが続いていることにもびっくり。いろいろ拾わないで、この世界観を楽しむのが正解だと思います。
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遺品整理を通して過去に触れる




2025年6月12日久野の心が広いですね。あれだけツンツンの静秋を、好きになれるって、恋とは不思議なものです。静秋は拗らせがいきすぎて、生きづらくなってる子です。年は大人だし働いてもいるのですが、精神年齢は高校生くらいでしょうか。四方八方で甘えが出たコドモの態度です。静秋に共感できなかったせいか、どうしても未消化な感じが否めませんでした。でもストーリー全体としては、遺品整理を通してその人の人生と思考のほんの少しの部分を垣間見るという、光の当たらないところに焦点を当てた静かな余韻の残る作品です。誰もが多寡はあれど心にもっている「傷」を、どう受け止めるかがその人の魅力なのでしょうね。そういう意味ではやはり静秋の「傷」の抱え方は、大人じゃないし魅力的でもない。静秋に「傷」を与えた神崎が、人間味があって目が離せない感じで、そこに救われる物語でした。 -
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不憫受け、負けない




2025年5月8日健気な虎白は、モテモテ星龍にはツンツンです。そういうかわいくないところを前面に出しておきながら、実は閨の知識はなーんもないというツボをついてきます。虎白と星龍の間に真白という人間の無邪気な子が入って、いい緩衝材になってます。そんな無邪気な真白も引くほどの虎白の純情さ。星龍は言葉を出し惜しみしないタイプなのに、虎白に好きという言葉だけは求められても言わないなんてどうなってるんだ、と思いましたが、まさかあんなカラクリがあったとは・・・。それにしても虎白の下衆父にザマァがないのが悔しい。ストーリーはおもしろく一気読みでしたが、父親への措置がイマイチなのが唯一の消化不良でした。シリーズ化して欲しい!そして父親にザマァもして欲しい。イチャイチャももっと見たいぞー。 -
押して押して押しまくる!




2025年5月8日安心、安定の作家さんです。今回の攻めはいつもよりも50%増しの押しの強い策士で、読んでいて楽しかったです。バイロンが執拗に悠に女装をさせようとして、なんなら高額の報酬をチラつかせて言うことをきかせるんですが、それが嫌な感じじゃなくて、バイロンの必死さと変態さが強調されてよかったです。なにかありそうな脇キャラのリアムは、まさかの切ない過去があって、事件はどうなるとハラハラしましたが、腑に落ちる解決の仕方でした。同じ作家さんの本でこのシリーズっぽいのがあったので期待したが、タイトルが似ているだけで全然別の話で残念。恋人になってからの甘々の生活ものぞきたい。 -
大人の囲い込み




2025年5月6日出会った場所がゲイナイト。なのに純情なストーリーです。光は過去の事件のせいで恋愛どころではなく、自分の身分がバレないかという怯えが常にあり、恋愛にも臆病です。それを香取が搦手で巻き取ってゆくんですねー。誠意と計算づくの両面の勝利と言えましょう。14歳年の差があるので、大人の余裕と忍耐で押したり引いたりする香取はさすがです。そして時折見せる子どもっぽいギャップ。うーん、ずるい。最初から光が攻略される未来しか見えない。あと、光の親友の源太が魅力的すぎて、「これ、西藤さんとのSSあるよね?こんなキャラ出しといて放置はないよね?」と途中から不安になりながら読んだら、なんとなかった!西藤×源太のSSは絶対いる!なんでないの〜。受けがおねえは苦手だけど、源太のは読みたい。もうSSじゃなく一冊で作ってください。 -
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スタートは最悪・・・からの・・




2025年4月27日絶対にくっつきそうにない2人の出会いでしたが、偶然が偶然を呼び、ルリちゃんというキューピッドもいるので大きな波乱もなく、安心して読める展開でした。神薙さんがもっと2人の恋路に絡んでくるのを期待しましたが、そうはならず残念。ジュエリーデザイナーとしての千尋が素敵すぎて(日常がダメダメなとこがまたいい)、ラブラドライトとか、画像検索してAmazonでポチりかけました。これで怜衣がもう少し自分の仕事に誇りをもっていたらパーフェクトなんだけどな・・。結局、指名客のおばあちゃんとかいるのに、仕事を辞めるってことになったんですね・・。全体的に面白いのに、ここだけはもったいないなー。 -
ひたむきに恋をする




2025年4月17日バスで出会った人をいいな、と思って、いろいろその人のことを知っていくうちにどんどん「好き」が積もっていって、最後にはその積もった「好き」に埋もれて窒息しそうになる、高校生の一吹がしたのは、そんな恋です。一吹の好きになった相手の賢司は30オーバーの身も心も大人な人で、その大人の弱さや狡さをカッコよさとして出すことができる人。こんな人に出会ったら「好き」が加速するのは当然で、一吹は賢司のことを好きになりすぎて、告白して玉砕するより年下の友人を演じ切って細く長くずっと賢司の側にいたいと願います。なのに気持ちがあふれて、自分の中の深くに沈ませた「好き」を取り出して、賢司に見せる場面が切なかったです。一吹にとって告白するという行為は、さよならを告げることと同じ。分かっていてもそうせずにはいられない一吹のまっすぐさがかなしい。人を恋するという苦しさが描かれている作品でした。 -
さみしさを重ね合わせる




2025年4月14日美しい情景描写、細やかな心情の綴り方、深みのある人物造形・・どれをとっても一流の作家さんですね。BLにこんな作品があることがうれしいです。キャラたちの口調はみんな軽くてアップテンポにストーリーが進みますが、ずっと静かなさみしさが背景に流れています。人って、生きていくって、さみしいことだったんだ、でもそれでいいんだ、と気付かされます。今の世の中はあまりにも幸せにならなければいけない、勝たなければならないという押せ押せの風潮が強くて、生きているだけで疲れるときがありますが、誰に向かって幸せをアピールしてたんだろうとはっとさせられました。別に周りに自分の幸せを認めてもらわなくてもいいんだよな・・と。慈雨と知明のふざけてるようなやり取りの中に見えるさみしさが、じんわりきます。幸せじゃない自分でも許せそうな、温かい物語でした。 -
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夫×夫の家族の日常風景




2025年3月28日オメガバですが、攻めは文系の大人しめのタイプで、受けがガテン系の健康タイプです。もうこの時点で私の好みじゃないので、手にとってはいけなかったのです・・。日常が丁寧に綴られていて、どっちもくよくよとよく悩んでいます。周りの人に支えられ、その悩みが解消していく温かストーリーでした。私は、オメガバは典型的なアルファタイプとオメガタイプが好きなので、ガテンオメガやふんわりアルファにいまいちついていけず、まあ、いろいろな家族の形があるなーと、外野から見ている感じになりました。好みではなかったですが、みんなが一生懸命に生きている素敵な家族でした。 -
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脇から見ていたのに主役になっちゃう




2025年3月21日腐女子がBLゲームの主役の弟に転生して、脇から兄のBLライフをおいしい位置から拝んで「尊いっっ」とか言ってるのが笑えます。このパッケージのラノベを買うということは、心に残るものを求めているわけではなくてとにかく楽しみたいはずなので、そういう意味では◎です。マンガを読んでいるかのように、サクサク読める。脇から兄のBLライフを楽しんで見ていた央が気づいたら主役になっているのですが、腐女子魂があるために、まあ鈍い、鈍い。恋愛はするものでなくて見るものという正に腐女子の鑑。攻略対象との駆け引きややり取りをもう少し丁寧に書いてくれたら、もっと楽しめたかな。 -
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仕事できる男たちのわちゃわちゃラブ




2025年3月20日歯科医×歯科技工士という組み合わせが新鮮。歯科技工士西野も西野担当の歯科医の真北も、どちらも自分の仕事に誇りをもっていているしごできな人たちです。会うたびにキャンキャン吠えてる感じの西野ですが、段階を追って真北の誠実さに惹かれていくのが分かり、なのに今度は真北が頑なになってすれ違い、そのモダモダを楽しめました。ちょうどよくパスを出したり嫉妬させたりする南部もいいポジションにいます。どうでもいいですがみんな方角が名前に入っていて、北…クール、南…陽気、西…明るく前向き、みたいなイメージで読みました。エロい歯並びって言葉がエロですね -
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副音声はうるさい十分に【単行本版(シーモア限定描き下ろし付き)】
斬新が過ぎる!



2025年3月18日この設定で5巻まで続けるってエライことです。誤解に誤解を重ねる手法で途中やや飽きますが、副音声が声になってしまうところとか、ついに誤解が解けるところとか、「やっと!!」という万感の思いで噛み締めること必至です。あのコメディっぽい副音声のノリなのにエチシーンは結構ちゃんとあって、ツボは押さえられています。1巻最初では積極的に誘っている西田攻めだと思っていたので、実際には逆で違和感がありましたが、さすがに5巻まで読むと馴染んできました。落ち着いた大人の男、野崎が副音声ではテンパっているのが楽しい。副音声に自分の副音声が被るコマ割りが好きです。 -
パステルカラーな初恋の味




2025年3月13日余裕のある大人な攻めも好きだけど、譲みたいに昔は太ってたボッチがエリートでイケメンに変身して、でも心は昔の冴えないときのまま亮介大好きワンコってのも萌えます。女の子に大人気なのに全然興味なくて周りの思惑に気づかず、ひたすら「亮介く〜ん」て、かわいいな。「いつも扉を開いてくれる」と言う譲に、「いや、トイレのドアだけどな」「風呂場のドア開けただけなんだけど」みたいな2人の言葉のラリーも、ゆるっとした空気になっていい。亮介が絆されていくのが手に取るように分かる〜。最初から最後まで亮介一択の、見た目イケメン、心はボッチな譲でした。サラッと楽しめます。 -
仕事できる男たちのかっこよさ




2025年3月11日保険の営業と調査員という、近くてでも相容れない立場から、じわじわと一歩ずつ恋愛に発展していきます。2人とも仕事にプライドをもっているし、押すところは誰がなんと言おうと押していき、間違いに気づけばすぐに引くという、試行錯誤しながらも真剣に仕事と向き合っている姿勢がかっこいいのです。過去の事件から必要以上に仕事に神経質になっている半井と、明るく柔軟性と骨のある高橋。半井はゲイですが、高橋はストレートです。いろいろと違う2人がマンションの隣同士として出会って、好感を持ち、接していく中で、もっと互いを知りたいと思うようになる過程が読ませます。高橋がストレートなのでどうやって仲が進展するのだろうと思いましたが、そこの展開はちょっと肩透かしでした。ストレートなのにそんな感じ?みたいな・・。最初から最後まで2人とも敬語なのが新鮮でした。 -
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好みが分かれる新設定




2025年3月7日アルファでsub、オメガでdomというねじれのあるダイナミクスをもつ2人。設定は新しいけれど、好みかどうかで言えば、好みではありませんでした。これを読んで、私の好きな攻めはオスみが強い、ゴリゴリ攻めていくタイプだと再認識しました。このダイナミクスだと、オメガのdomがエチも含めてコントロールしていくので、許可がなければアルファでsubの方は触れることもできないという・・。攻めにはもっと強引で強気でいってほしい私としては、受けの許可制エチはちょっとないかな。自分に合うかどうかは、作品紹介やレビューを読めば解決することが読後に判明。レビューに全て書いてあったので、まずは先にレビューを読んでから購入するかどうかを決めることをおすすめします。私にはこの作品は、攻めが弱すぎてちょっと・・でした。 -
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チョロかわの極み




2025年3月2日はあ〜、松田のダメさとチョロさと2人の関係のケンカップルなとこ、どれもいっこも好きじゃないのに、またしてもやられてしまった・・。里つばめ作品の「好きなとこあげられないのに好き、いやむしろ全部好き?」みたいな訳のわからんハマり方、クセになります。最初に読んだ時から再読の無限ループに入ってますが、ようやくレビューを書こうという気になるまで落ち着きました。チラ見くらいのちょいコマで出てくる梶さんにまで心をもっていかれる!気が抜けん。舐めるように作品を味わってしまった。梶たちに比べて、加藤×松田は仕事に全投入している感じじゃなく恋の比率多めです。ラストのコマ、悶えます!!!いかん。これはいかん。甘々じゃないか。欲にだらしない松田のチョロさも賛否両論あるとは思いますが、里さんにかかればすごい調味料が降りかかり、とんでもないご馳走に料理されるから不思議です。全然好みじゃない男が推しになる・・今回もやられました。 -
静かに、じっくりと心が育っていく




2025年2月28日家族から傷つけられた真知が、衝動のまま電車を乗り継ぎそこで出会ったのがおばあちゃんの八重。なし崩しにそのおばあちゃんの梅畑のお手伝いを住み込みでやり、クマさんや幸太、慎ちゃんとの触れ合いを通して傷ついた心が再生していく物語です。人との触れ合いだけではなく、梅の収穫という重労働を経験することで、少しずつ生きるということの真理の端っこを掴んでいきます。脇のキャラの慎ちゃんと幸太の関係では、家族をつくるときに大切なことについて考えさせられました。ラスト、クマさんとの恋がバタバタで進行していきますが、それをもってしてもなんだか児童文学を読んでいる気持ちになりました。おもしろかったのですが、BLとしては⭐︎3つかな。 -
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深く考えずに楽しむ本




2025年2月26日囲い込みです。最初からモロ「恋人同士の朝」感が出ていて、読んでいるこっちが照れるわってなりました(#^.^#) 佐久田が生活力がないだけでなく、研究以外はアンテナが低い(むしろ折れてる?)ので、自分の恋心にも気づいていない人でした。紺野は、そんな研究一筋の佐久田に敬意を払ってるし、かわいく思ってもいるという関係です。同居まで力技で持ち込みましたね〜。佐久田の友人へ、紺野が牽制するのがすごくて笑っちゃいました。紺野は佐久田が好きすぎて、ちょっとヘタれる時もあり。佐久田の方はよく言えば素直、悪く言えば心の機微というものを理解していないので、エチシーンはまっっったくエロに傾きません。「もっと気持ち良くなってね。入れるよ」と、笑顔で元気に馬乗りになる子です。新手の爽やかとも言えるような??笑顔の裏の紺野の黒い部分が垣間見える部分は、なかなかの見応えがありました。 -
人の強さとは




2025年2月25日リラが天性の明るさで、黒獅子の呪いがかかったダルガードを始終照らしています。暗くなりがちな辛いストーリーなのに、リラにかかるとたいしたことじゃないと思えてくる。小人族で小さくてかわいいのに、凛として心も体も強さがあります。ダルガードの苦悩は深いけれど、リラという太陽を得たことでその世界が変わっていく様子が丁寧に描写されていて、無敵のカプです!主役の2人だけでなく、郭国皇帝といいゼグといい、魅力的なキャラばかり。義弟のガルグルのくだりには安易な終結の仕方で、ちょっと「え?簡単すぎない?」と思いましたが・・。ダルガードが呪いを解く選択をするのか解かない選択をするのかについては、私にとって意外な方の選択でしたが、それもありなのかな、とラストを読んで感じました。幸せなのに切なくなる、そんなお話でした。 -
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ゲームとしての恋愛から・・




2025年2月19日どっちが早くノンケの男を落とせるかゲームでアイドル光流くんが目をつけた男は、地味メン定食屋バイトの遠藤。この始まりが全然すてきじゃないし、光流のビッ◯感が受け入れ難いしで「うーん」となりましたが、光流がゲイバレしてからのシリアス展開から俄然おもしろくなりました。軽い気持ちで始まったのに、会えなくなって自分の気持ちと向き合って、互いの想いを知って・・。恋愛ではゆるゆるな光流が、自分の仕事に真摯に向き合っているのもギャップがあってよかったです。自分たちの関係の不自由さを楽しむ余裕のある遠藤が、大学生とは思えない大人な感じで◎ -
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