お天気の神さま、雪どけのち初恋
」のレビュー

お天気の神さま、雪どけのち初恋

牧コチコ

日本の四季を司る色んなお天気の神さま登場

ネタバレ
2025年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大学生になって新しい町で暮らすようになった長谷川陽平は、近所の階段の上にある小さな祠の前で雨に濡れる青年と出逢います。青年の涙に思わず傘を渡してしまった陽平は、この祠と青年が気になって後日また訪れてみます。そこで再会した青年•翠雨は雨を司る神さまでした。祠の中のワンルームにも入れてもらってすっかり仲良しになった二人でしたが、陽平はついうっかりと「雨が降らないのは多くの人にとって嬉しいこと」と言ってしまいます。スイは傷つき、それから雨が止まなくなってしまうのでした。スイを始め、雪の神さま六花や快晴の神さま日暈、さらに陽平の大学の友人•陽キャの春日冬馬らが加わって楽しく一年が過ぎてゆきます。ヒトが自然の前には謙虚になり、自然がヒトに寄り添う優しい世界が展開します。神さま達の時代がかった正装も、 今風の服装もカッコ良いです。ただみんなで雪山に行くシーンは描き分けができていなくて誰が誰やら見分けがつきませんでしたが、楽しそうなのでヨシです。エロはチラッとですが何コマがあったのでこれもヨシです。
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