籠のなかの竜聖女 ―虐げられた伯爵令嬢は、今日も溺愛されています―
良い意味で予想を裏切った作品でした





2025年3月6日
冒頭の王子による婚約破棄宣言、そしてヒロインの持つ「竜聖女」の称号剥奪…「あぁ、いつもの展開ね」と思っていたら、見事に予想が外れて、続きから目が離せなくなりました。清廉で誠実なヒロインと、国の守護竜、そしてヒロインを救い出した竜騎士…ある意味面白い三角関係の彼らのいる世界が「白く澄んだ世界」なら、ヒロインの義姉と彼女をサポート?しているやんごとなきお方がいるのは「ドロドロに濁った黒い世界」。ヒロインの義姉のやらかしっぷりが凄過ぎて、正直引きますが、何かやる度に墓穴を掘っていく彼女の行く末にも興味があります。闇が濃いほど光はまばゆくなる…この先が楽しみです。

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りょ さん
(女性/30代) 総レビュー数:1件