このレビューはネタバレを含みます▼
山で出会った不思議な大男・紫苑×真面目な修理工・宗一郎。同僚のかわりに初めての取引先に向かう山中で道に迷った宗一郎は、着物に裸足の大男・紫苑と出会う。無事に山を抜けた礼に再び会いに行き、それからもたびたび遭遇するように。山の神×人間の優しいファンタジー。紫苑から預かった古い懐中時計を巡って一悶着あるものの、豊かな自然の中で少しずつ距離が近付く二人のやりとりが素朴でほっこり。宗一郎はごく平凡な男だけど、人の好さや真面目で律儀な人柄が伝わってきて、神様のお気に入りになるのも分かる気がするな〜。ド迫力イケメンだけどゆったりと大らかな紫苑との相性も良さそう。妖達との交流も楽しくて面白かった!寿命差問題も心配なさそうだし、その後の二人も見たいな。