拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ
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拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ

由姫ゆきこ/八色鈴

読みやすかったが、結末は納得いかない

ネタバレ
2025年3月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 泣ける漫画だというレビューを見て購入したんですが好みの問題か泣けませんでした。見所はたくさんあって絵もとても綺麗でそこは好みだったのですが、エンディングの落としどころが正直どうかなと思ってしまいました。前を向いて生きるというフラグを何回も立てていながら、どうして後妻に入って子供を産むのか。今は別の体で、一回だけだったとはいえ、前世で自分を犯した男(イケメンとはいえ自分の親ほど年の離れた男)とよく子作りできるなぁと呆れた。現在の自分を育ててくれた子爵家の両親の元に帰り、身の丈に合った夫と温かい家庭を築くのを遠くから見守る前世の夫、というのが個人的な理想のエンディングだった。記憶があるとはいえ今は別の体、別の人生なのに、あまりにも前世の感情に引っ張られすぎて共感できなかった。
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