虚構推理
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虚構推理

城平京/片瀬茶柴

納得できるものなら虚構であってもよい

2025年3月12日
つまり、「事実は小説より奇なり」の逆を行くお話です。
お化けや妖怪なども多く出てくる本作品、大事なのは真実よりもそれっぽいかどうかが鍵です。
なので一般的な推理物とはちょっと違うので、人は選ぶと思います(特に1~6巻)。
ではなぜこれが好きなのかと考えると卓越した絵であったり、癖の強いキャラであったり、
読み応えのあるストーリーであったり…と思い浮かびますが、一番は登場人物(人・妖怪)の感情の推移かもしれません。
あーこれならこう思っちまうかもなぁ、と、読者である自分も納得できるものなら虚構であっていいのです。
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