復讐姫ローラ~お姉様を生贄にしたこの国はもう要らない~【電子単行本】
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復讐姫ローラ~お姉様を生贄にしたこの国はもう要らない~【電子単行本】

野澤阿美乃/冬月光輝

昨日の敵は今日の味方と申しましてよ!

ネタバレ
2025年3月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻目まで無料だったので、読んでみました。
魔法国家が舞台で、ゲス王子の策略により聖女である姉レイラが魔物から守る半永久的な結界を維持する人柱にされたことを知り憤慨する妹ローラ。解放されるには元凶である魔王を倒すしかない!と猪突猛進愚直に邁進し無限迷宮の最深部に何故か封印されていた聖剣ルベルトを解放&仲間に加え導かれるままに魔王城へと到達するが、魔王との圧倒的力量差に惨敗。会話をする内に「魔界も人間のせいでボロボロの上奪われた領土を取り戻しているだけ」という至極まっとうな理由と「果たして平和になったら姉は解放されるのか」というなんで疑問に思わなかったんだ?という問いかけに、イコール「共通の敵は人間!」という回答を導いたローラは勧誘されるままに無事魔王軍の仲間入りを果たしたのだった「宜しくお願いしますわ!」…な1巻まで。確かにあのゲス王子は解放を匂わすだけで確約してないしローラが先走ってるだけだし実際解放する気はなかったのだから仲間入りは妥当か?と思わないでもないけど、とりあえずこの世界の魔界VS人間界の歴史を知りたい。どっちが最初の侵略者なんだ?正当性は魔界にあるのか?ゲス王子が「結界を元に世界統一だ!」と叫んでいたけど、あの結界って対人間にも通用するの?対魔だけなら、レイラ奪う為に戦争起きそうなんだけどその辺りの設定はどうなっているんだろう。あとなんで聖剣は封印されていたんだ?普通なら王家で保管されていそうなんだけど。それと魔王の実力なら簡単に人間滅ぼして土地取り戻せそうなんだけど、何で今まで動いてないんだろう。高みの見物?意外に脳筋だった令嬢ローラが配下になってどんな活躍をするのか続きが気になりました。
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