愛の物語です





2025年3月16日
シーモア島でSALE &お勧めされていなかったらおそらく出会えなかった古い作品。読めて本当に良かった!
一読して読み返すと、出会った時の2人がまだなんて不完全で未熟だったのかとため息が溢れるほど。一目惚れした金髪碧眼の美青年メルを、若く美しい故に無自覚に傲慢なケインは何度も傷つけてしまいます。次第にメルの過酷な過去を知り、それでも慈悲深く自分を愛してくれるメルに答えるように、本当の愛を知り成長していきます。
二巻では悲劇的な事件に遭遇したメルが、九死に一生を得たものの、心に蓋をしてきた悲惨な過去が噴出して精神のバランスを崩してしまいそうになります。今度はケインの確かな愛情が、時間をかけて彼を癒していきます。
書けば簡単なようで、その過程で2人に降りかかる傷の痛みは壮絶です。それだけに、結実した2人の愛が強固で眩しいです。まだ同性愛が神への冒涜と考えられていた時代のマイノリティの苦しみを正面から描いた作品でありながら、同性とか関係がない愛の物語だと思います。
読み終えた後しばらく帰って来られないような、読み応えのある作品を読みたいときに是非!
一読して読み返すと、出会った時の2人がまだなんて不完全で未熟だったのかとため息が溢れるほど。一目惚れした金髪碧眼の美青年メルを、若く美しい故に無自覚に傲慢なケインは何度も傷つけてしまいます。次第にメルの過酷な過去を知り、それでも慈悲深く自分を愛してくれるメルに答えるように、本当の愛を知り成長していきます。
二巻では悲劇的な事件に遭遇したメルが、九死に一生を得たものの、心に蓋をしてきた悲惨な過去が噴出して精神のバランスを崩してしまいそうになります。今度はケインの確かな愛情が、時間をかけて彼を癒していきます。
書けば簡単なようで、その過程で2人に降りかかる傷の痛みは壮絶です。それだけに、結実した2人の愛が強固で眩しいです。まだ同性愛が神への冒涜と考えられていた時代のマイノリティの苦しみを正面から描いた作品でありながら、同性とか関係がない愛の物語だと思います。
読み終えた後しばらく帰って来られないような、読み応えのある作品を読みたいときに是非!

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ハル さん
(女性/40代) 総レビュー数:2件