このレビューはネタバレを含みます▼
いやあ、心が洗われますねぇ。
陸上一筋でやってきて、でも怪我で夢を断念し大学へ進んだ矢野くんと、
そんな矢野くんを 同じ大学に進学するからという理由でルームシェアに誘った冴木くん。
普通の友人同士のように仲良く同居生活をしているけど、だんだん気持ちに変化が
というより、自覚してきたと言うべきか。
2人とも素直で真面目で優しくて、ほのぼのとストーリーは進んでいくけど、ちょっとしたきっかけで気付く気持ちや、相手の変化に敏感に動揺したり、
細やかな描写が「どうなる?どうなる?」と 続きを読みたい衝動につながって、
特別な波乱や騒動があるわけじゃなくても、引き込まれていきました。
2人の純粋で相手を思いやる気持ちに、なんだかこっちも優しい気持ちになっちゃって。
爽やかな読後感と共に、2人に幸あれ!と祈らずにはいられない。