錬金術師の最愛の悪魔
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錬金術師の最愛の悪魔

宮緒葵/麻々原絵里依

雑誌掲載分とんでもねぇところで終わってる

ネタバレ
2025年3月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ面白かったです。本当に雑誌掲載分だけだと、えっ…!?ルベドどうなってまうん!?(涙)てなるから、先生単行本一冊分書いてくださってありがとうございます。意外にもメリクリウスあんまり出てこなくて、もっと現世を引っ掻き回して欲しかった!笑とか攻めがヤキモチ焼いて拗ねるとかプリーズ!!!とか思いましたけど、神々の話までやってたら到底終わりそうにないので、、あとがきに出てきた日記とかも読みたいし。お話は本当に不憫な王子な受けって感じで城の誰からも大切にされないし、錬金術狂いとか言われて軽んじられてるのが可哀想だし悲しかった。でも、攻めがありったけの愛を注いでくれるので、それだけで受けは生きてこられたんだ。愛し、愛されてな関係の理想的なカップル。でも、前半がとんでもないところでおわっちゃって…!!!無垢なルベドはもういなくなってしまいました。瞳には暗い陰が過ぎって、受けを愚弄する者にはもう容赦しません。王族にもたくさんの罰を与えました。この辺の攻め闇堕ちダークゾーン感はやろうと思えばもっと出せたと思うんだけど、お話自体の設定が色々と入り組んでいることもあり、案外アッサリめ。この先生が書くダークに堕ちた暗い感情を持つ執着攻め好きなんですが、受けからも同じくらいの愛を返されて、最終的にはハッピーエンドです。二人とも人外となった事によって、あの城で永遠に仲良く暮らすんだろうなという感じ。やっぱりまぐわった事は周知されるスタイル。なんといっても宰相のジョセフさんが成長するというのがお話として面白かったかな。攻めは始終わたしのフレイ様…わたしの最愛…みたいな感じで好きな攻めだった。受けもちょろいかもしれんけど、逆行をモノともしない強さを持った人で気持ちいいです。かなりオススメです!
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