このレビューはネタバレを含みます▼
暗殺者の家系に育った常盤暁は指令を受けて暗殺に赴きますが、ターゲットの東雲葵を殺せませんでした。ふんわりと優しげな食堂の店主はごく普通の30歳の男性で、暁はなぜ彼を殺せないのか混乱します。3年前に仕事で負った怪我の後遺症で1日で記憶の消えてしまう暁ですが、二度目に東雲の食堂を訪れた時に食べたカレーのことは記憶に残ります。色んなことを確かめたくて三度、暁は東雲の店を訪れるのでした。1話に一品、東雲の作る料理が一コマ、美味しそうなカラーで描かれます。暗殺だったり殺し屋だったり設定はハードですが、流れる空気は終始ライトで、暁の記憶の秘密も最後までよくわかりませんでした。エロも最後までありませんでした。でもそれも軽く読み流して良さそうな感じです。もしかして続巻で色んなことがわかるのかもしれません。