このレビューはネタバレを含みます▼
タイトルを見て、好きな設定なのとセールで手に取りました
【ネタバレで書きます、ご注意を!!】
まずはストーリーとyoco先生のイラストがすごく合っていました(儚く切なく美しい)
そして構成が良かったと思います
起きたらここはどこ?から手枷足枷を付けられていて、記憶が混濁している…ここからすでに引き込まれました(好み)
すこしづつ入学式から遡って今までを思い出していく過程で「今」と「過去」を上手く説明していってわたしはいつ「今」に辿り着くんだろう、とワクワクしながら詩乃の生活を垣間見ているこの感じが好きです
柏木はとらえどころがなく、飄々としたイメージ通りに回想されるけどほんとにそうなのか!?
バンドメンバーとの関わりや先輩との関係も絡んで複雑になっていく…ここから「今」に戻ってくるんだけどなんだろ、すごく良かったぶんラストの先輩の事故でこうなったのがほんの少し物足りない感じに思えました、じゃあどんなラストだったらいいのかと問われると思い浮かばないんですけどね(笑)ただ柏木がもっと詩乃に執着してくれても良かったなぁ
SSでの柏木の元彼話がなかったら☆は減ってたけど、これがあったから不完全燃焼になりませんでした!
最後まで柏木のこの話が気になってました