恋愛体質 恋を知らない僕が君を愛するまで【単行本版】
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恋愛体質 恋を知らない僕が君を愛するまで【単行本版】

近藤旭

恋愛拒絶体質×恋愛体質=高いハードル

ネタバレ
2025年4月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一宮は、中途入社してきた2つ年上の深山さんの教育係になります。仕事が出来て気配り上手でイケメンの深山さんの歓迎会で、一宮は誤って飲めない酒を飲んで潰れてしまいます。気がつくと一宮は深山さんの部屋で寝かされていました。一宮の汚してしまった服を脱がせてくれた深山さんは、いつのまにか飲んで艶っぽくなっていて、反応してしまった一宮はDT卒業します。ところが深山さんがキスしてきた途端に、一宮は激しく嘔吐してしまいます。中学時代のファーストキスとそこから始まったイジメのせいで、一宮は恋愛を拒否し、キスすると嘔吐するという拒絶反応を起こしてしまうようになったのでした。翌日以降の会社で、なかなか普段通りに出来ない一宮でしたが、それでもなんとかして体質を変えたいと深山さんにお願いします。そして、恋愛拒絶体質に苦しむ一宮に協力する深山さんが、クズ男にばかり惚れ込んでしまう困った恋愛体質だということがわかるのでした。2巻でまだ一宮の恋は前途多難ですが、経験値の低さに加えて恋愛に関することごとくを拒否してきた一宮が、遥か斜め上の恋愛ズブズブ体質の深山さんのために一生懸命に悩んで行動します。頑張れ、一宮くん!
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