稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ【分冊版】
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稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ【分冊版】

嵐華子(カドカワBOOKS/KADOKAWA刊)/昴カズサ/八美☆わん

ヒロインに好感が持てない。

ネタバレ
2025年4月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一見、母親・義妹・婚約者・婚約者の腰巾着が物凄く酷く嫌な奴に思える様に描かれていますが。

本当は《稀代の天才》で有る(らしい)のに《無能無才》を装って何もせず何も語らないのだから、『無能のくせに』と言う母親や義妹を図に乗らせているのはヒロイン自身ですよね。

其のくせ『私は此奴らより、実力も(転生による人生経験の)悟り具合もずっとずっとずっと凄いの』と周囲を見下しているのですから、此れは義妹や婚約者を煽っているのも同じです。
結果、彼等の嫌がらせは段々エスカレートして行く。

周囲を懐柔しつつ、好感度を高くし、味方を多く作って敵をやり過ごす…前世・前々世が有って合計年齢100歳超えなら、此の位の芸当上手く出来ませんかね?

『100歳超え』『100歳超え』言ってるけど、やってる事は《孤高の天才》気取ってる《まだ厨二病を患っている16歳の小娘》に思えます。

義妹や婚約者の嫌がらせがもっとエスカレートして、生命を狙われる様に成って、実力を見せて『しまったーやっちゃったー私が実は凄いのバレちゃったー』とでも言うんでしょうか。

無料分を読んで、面白かったら購入しようと思っていたのですが、断念します。
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