このレビューはネタバレを含みます▼
小石川先生…!!
読者を殺す気ですか…!
まじで息が出来なくなりました!!!胸が痛いし涙も止まらなくて干からびるかと思いましたよ!!
「ご主人さまとけだま」で散々泣いて、素晴らしい先生に出会ったと 他作品にも手を伸ばしたら、
そうですよね そりゃあまた泣かされますよね!!!
小石川先生の描く人外が本当に綺麗で、まさにこの世のものとは思えぬ美しさが ファンタジーの世界への説得力と没入感を与えてくれます。
そしてキャラクター達の儚げで聡明で切ない表情が、もうそれだけで涙を誘う…。
相手を想うが故の自己犠牲が、尊いを超えて痛々しくて、
人知を超える力が存在するのであれば、お願いだから2人を幸せにしてあげてよ!!って叫びたくなりました。
でも全ては自然の理の中で巡っているものであり、たとえ存在が特別であっても 特別な力は使えないんだなぁ…。
それがゆえの2人の葛藤や苦悩なんだなぁ…。
読んでいて本当に悲しかった。
人間の愚かさが悔しかった。
こんなにも優しい2人なのに、人間に利用されるだけ利用されて、本当に本当に苦しかった。
もちろん最後はハッピーエンドなのですが、もっと人間に罰が当たれば良いのに っていうところだけ消化不良…。
もちろん2人はそんなことを望んではいないでしょうが…。
この先、わけわからんくらい幸せになって欲しい!
お願いだよぅ神さまぁ…!!!
そしてその幸せいっぱいの様子を、チラ見させてはくれませぬか…。