最高難度迷宮でパーティに置き去りにされたSランク剣士、本当に迷いまくって誰も知らない最深部へ ~俺の勘だとたぶんこっちが出口だと思う~(コミック)
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最高難度迷宮でパーティに置き去りにされたSランク剣士、本当に迷いまくって誰も知らない最深部へ ~俺の勘だとたぶんこっちが出口だと思う~(コミック)

quiet/toi8/ムロコウイチ

なろうでは無いSランク物

ネタバレ
2025年4月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最新刊までの感想ですが、かなり面白い作品だとは思う。
気になる所もあるけど、序盤の最終局面での盛り上がりとかちょいちょい入るコミカルなやり取りが結構好みで、多少オマケして星5にしてます。
ダンジョンで出会う2人の仲間は死線を潜った者同士の深い友情と、ボケたり突っ込んだりが丁度いい。
Sランク云々と聞くとよくある強過ぎななろう系と思いがちだが、確かに主人公は強いけど一人で無双出来るような作品でも無く、ちゃんと成長の過程や苦戦もする作品で読み応えもある。
死にそうになって能力開花もするけど、それで特段無敵になる訳でも無く、かなりすっ飛ばして強くなるっていうサイヤ人と同じ世界観と思えばすんなり受け入れられる。
一度それでとんでもない目に遭うしね。
ただ、丁寧な作りとは言い辛く、所々端折ってるように感じる部分もあるし、絵も好きな作風ではあるけど、主人公がいわゆるイケメンとは少し違うかなってのは人を選びそう。
取り分けダンジョンをどうやって攻略したのかとかが完全には省かれていて、今後そこに触れる展開があるのだろうとは期待してます。(結局何層まで行ったのか、そこの強敵とどう戦ったのかとかが無い)
主人公が剣士なのは良いとして、西洋剣で居合をするのは違和感だし、現状最強の技である月の夢はどう見ても天翔龍閃にしか見えないのは仕方ないのかな。
刀の反りがあるからこそ居合いが成り立つ訳でね。
一応主人公の流派と元が同じ流派が東方にあり、そこを舞台に話しは続く訳だけど、当然そこでは刀を武器にしてますから、主人公の師匠が西洋剣に合わせて作り直したのかもしれませんね。
余談だけど、外典をがいてんと読むのに違和感を感じて調べてみたら、外典をがいてんと読むのはキリスト教等の西洋宗教で、外典をげてんと読むのは仏教(仏語)らしい。
古くは西洋宗教もげてんと読んでいたみたいだけど、少なくとも仏教では絶対にがいてんとは読まない。
あの世界的にはがいてん読みで合ってそう。
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