99回断罪されたループ令嬢ですが今世は「超絶愛されモード」ですって!?
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99回断罪されたループ令嬢ですが今世は「超絶愛されモード」ですって!?

甲斐ろはる/裕時悠示/ひだかなみ

荒唐無稽、ぶっ飛びループ令嬢の活劇?

ネタバレ
2025年4月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 整合性も何もかも無視した設定。まさに荒唐無稽の物語です。一例ですが、冤罪処刑が何故99回も繰り返されるのか?、、ヒロインに魔力が蓄積されるまで、、?そんなのアリ?、、そりゃ、ヒロインは壊れるワ! 冤罪処刑がブラックジョークになりすぎて、読むのに疲れました。登場人物のキャラは全て濃口で下品な方にぶっ飛んでいます。特に聖女の下劣な台詞は豚を連想させて、、(人類に有益な家畜である)豚に失礼だと思いました(笑)。
 物語のテンポがジェットコースターの如く急展開するので、呆れることはあっても飽きることはありません(笑)。
 おちゃらけ冤罪処刑が生命を軽々しく扱うように思えてしまう人にはこの物語は合わないと思います。元々〈ループ〉設定そのものが、人の生死を軽々しく扱いやすい設定です。現実では、人は死ねば終わりです。やり直しはできません、だから生命を大切にすべきです。ループ物語の良作はそのあたりを上手に取り扱っていると思います。
 私とは合いませんでしたが、『ブラックジョークに振り切ったループ物語』としてはこんな物語もアリかもしれません。
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