関係改善をあきらめて距離をおいたら、塩対応だった婚約者が絡んでくるようになりました(コミック)
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関係改善をあきらめて距離をおいたら、塩対応だった婚約者が絡んでくるようになりました(コミック)

最遠エト/雨野六月

アーネストに同情してしまう

ネタバレ
2025年4月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんというか悪役たちが嫌いになれない人ばかり。
アーネストは最初は純粋にビアトリスのことが好きだったのに愛に飢え母親の洗脳や貴族たちから認められることを望んだ結果モラハラ気質が誕生したわけで。
幼い頃発してしまった一言を悔いこう言えばよかったと毎夜夢に見るのが辛い。
母親との関係を自ら断ち切ることができたからどうかこれからフェリシアと愛し愛されるようになってほしい。
母親である王妃も冤罪をでっちあげたり人を脅迫して悪事に加担させるような人間だが幼い頃から父親に王妃になるのだと育てられ、夫である王は奔放で都合のいいときだけ王妃を利用する。一番悪いのは王じゃないかと思うがこの王はどう育ったのだろうか。
生まれながらの悪人はいないと実感させられる作品だった。
アーネストを怒らせるよう仕向けた主人公にも悪役にも人間らしいところがある。
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