このレビューはネタバレを含みます▼
高校からの友人で絵本作家の葵生(受)にずっと片思いをしてる颯太(攻)。アパートのお隣同士なので葵生が恋人とエッチしてる声が聞こえちゃうのは興奮するけど地味に嫌だったな〜。好きな子が他の男に抱かれてるのを意識しちゃう辛さよ…しかもその男が平気で何股もするような超クズ男で最悪なのです。葵生を奪いにもっと拗れるかと思ったら、結構あっさり身を引いてくれたから良かったけど。
葵生はアパートが火事になった時の後遺症で記憶喪失になるんだけど、颯太はこのチャンスを逃すまいとクズ男から救い出すべく自分が恋人だと嘘をつきます。きっと下心もあったと思う。
アパートが全焼したのもあって好きな子と一つ屋根の下で暮らすことになった颯太の浮かれ度が可愛いです笑。でも嘘をついてる罪悪感もあって、超幸せ〜と手放しで喜べないのも切ない。騙してエッチして恋人になった気でいるけど、葵生の中でまだ本当の恋人の面影がチラついてて不安になる事もしばしば…そんな中、その恋人が現れて!
…もっと修羅場になるかと思いきや、本当にクズだったのか葵生の事追いかけもしないでやんの(肩透かし)。葵生を雑に扱われてたのを改めて知って、颯太が傷つくの分かるわ〜。ほんと、こんな奴に葵生を返してたまるか!ってなりましたよ。最終的に、葵生本人が決着をつけてスッキリしましたが。
記憶も戻り真相も分かり、晴れて2人は本物の恋人になってラブラブエッチできました!お互いにもっと勇気があれば、クズ男に初めてを取られないで済んだのにな〜と、そこだけが悔やまれますが上書きしっかりしていってるので大丈夫そうで一安心。