千年紀末に吠える恋
」のレビュー

千年紀末に吠える恋

みよしあやと

中華BLの良さを濃縮して読みやすい良作

ネタバレ
2025年4月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 美麗で魅力あるキャラ・雄大な背景とファンタジーを含む中華BLの良さを濃縮して、展開や読ませ方の導入がちょうど良い塩梅で読みやすい。
中華BL好きだけど長すぎるので、私には本当にベスト。
雨流に逢いたい…だけど欠月も手放せない…天陽の切ない恋心に惹き込まれる。
欠月が感情を知り、愛を知り、己を知る…この成長具合に喜びと悲しみが伴って、雨流の面影を消し去る行為だとしても欠月の幸せな顔が見たいと願ってしまう。
「泣いてくれよ 俺へのはなむけは それで十分だ」
鼻水出るくらい泣いたけど、フラグにならないように、ただただ願う。
名前の由来はなんであれ欠月の名前が甘美にこだまするように、天陽には何度も名を呼んであげて欲しい。
2巻の表紙、天才!
本編で欠月が紅を拭った描写を想起させるし、艷めく天陽の美麗さと牽制するような欠月…最高。
欠月は人が向けた 感情の鏡だ…このセリフ、すごく刺さりました。3巻も楽しみです。
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