敵国で冷遇された皇女様は夫の愛に気づかない
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敵国で冷遇された皇女様は夫の愛に気づかない

路地裏乃猫/白谷ゆう

少し消化不良。

ネタバレ
2025年4月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 目次通り、何周もやり直し機会があります。
そのたびに前回起こらなかったことが起こるのですが…。うーん…。カギは、3周目と4周目なのですが、4周目に入って、どうやって逆行してることを夫に知らせるんだろう?知らせないまま進むのか?と期待して読んでいたら、夫の方から「人生やり直しているんじゃないか」とまさかのツッコミ…。え?そんな簡単にバレること?というか、普通、わからんくない?それを「実は…」と告白するのが、メインどころのひとつなのでは?まず、そこで拍子抜け。そして、4周目で主人公がやり直しを後悔してモヤる場面がたくさん出てくるのですが、それも、ぐだぐだ引っ張り過ぎで、白けた。夫との間に何かあると「3週目の彼が…」と思い沈むんだけど、2周目と1周目の彼もいたのに、そこが霞むんだよね…。そして、祖国うんちゃら〜も、夫の父(国王&主人公の祖国を憎んでいる)を懐柔できず、皇太子が出てきてなんか有耶無耶に終わったなーという感じ。こんなんなるなら、4周目やらず、3周目でケリをつければよかったのに。と思ってしまった。
まあ…主人公の後悔と悲劇ぶってるところに感情を寄り添える人が読むにはいいのではないかと思う。
あ、細かいツッコミだけど、番外編、言葉が通じない云々あったが、仮にも王子王女なんだから、公用語とか習うんじゃないの?と思い、そちらも冷めてしまった。そこに、姫の従者絡めるなら、本編にも出てきて欲しかった。なんか、いろいろ残念。
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