このレビューはネタバレを含みます▼
2巻まで読みました。タイトルから、そういう意味で本当の悪魔と契約すると思っていて(恥)全然違って…今度は試し読みの部分から、ややドタバタコメディ寄りの芸能界ものを予想していましたが、それも違って真面目な俳優のお話で面白かったです。
演技って憑依型と技術型(?というのかな)があって、どちらも魅力的だと思うけど、私が惹きつけられるのは憑依型です。実際の俳優さんにも明らかな憑依型の人の演技は見もので、見ている人を引きこむパワーがある気がします。
そういう意味では涼介は憑依型だと思います。王子の演技とセリフは素晴らしくて、自分の出した最適解を不測の事態に襲われたとはいえ自分で越えるって相当な事で、圧倒的なセンスを見せつけられた印象的なシーンでした。
俳優談義は真面目に、恋愛ではちょっとドタバタコメディぽくて楽しかったです。