このレビューはネタバレを含みます▼
齢〇〇にして、この期に及んでBLドラマにハマるという暴挙に出まして、狂ったように見まくりました。案の定『美しい彼』にドップリ浸かり、小説4巻一気読み号泣(←イマココ)
おそらく語彙力死滅の戯言レビューになるので、生温かい目で見てやって下さると助かります。
原作ファンの方からすれば、ペーペーが今更何を…でしょうが、普段新聞以外の活字をほとんど読まない私でも貪るように読みました。映像も勿論素晴らしかったけど、文章で読むと不思議な程に別物に感じる。平良も清居も味付け濃いめ。
その存在だけで全てを制圧するキング清居。そんな彼を盲目的に崇拝し尽くしまくる平良。
圧倒的に力関係は清居が上のはずなのに、要所要所で平良に振り回される清居が不憫な子(笑)
そして平良が清居を抱く時も、結局主導権は平良にあるのがもうね…そういうシーンを読む度に獣のような平良を想像して鳥肌立ってます。
私自身もかなり難儀な性格なので、プライドの高い清居の素直になれなさも、平良の限りないネガティブも両者に共感。そんな2人がお互いのためなら、相手を失わないためにならと、自分を変えてでも必死になる姿が刺さりまくるんですよね。
BLというものに初めて触れた時の衝撃を思い出しました。沼から這い上がろうとしたら、また突き落とされたような。
凪良ゆう先生の仰るとおり、気持ち悪い攻めに開眼したので、一生ついていきたい所存です。
『美しい彼』王国の片隅で、アヒル隊長の泳ぐ水流になりたい一読者より。