このレビューはネタバレを含みます▼
高校に入学した北瀬ユキは、中学の時に陸上の大会で負けてしまった相手と同じクラスになります。どうしても抜くことができなくて、いつか抜き去りたいと思っていた川井唯織は明るく人懐っこくて、二人は一緒に陸上部に入部します。人見知りが強く口も重いユキは人付き合いも苦手なのですが、川井と川井の親友•佐藤陽太と過ごすうちに毎日が楽しくなってゆきます。時々距離感が掴めなくて失敗したり、部活で川井に負けたくないと頑張りすぎて倒れてしまったりするうちに、ユキは自分の川井への気持ちに気づき戸惑うのでした。そして文化祭で二人は白雪姫と王子様を演じることになります。特に目新しい設定はありませんが、ユキのDKらしい純情さや過剰な自意識からの暴走(→本人的には絶対隠すつもりだった本音を思わず言ってしまう)が、なんともアオくてハルいです。3年間という期間限定DKものならではの初々しさを摂取できます。エロは描き下ろしで敢行されました。