このレビューはネタバレを含みます▼
大学で漂着物の研究をしている箕六柊哉は、ある朝いつもの浜辺で打ち上げられた男性を拾います。29歳の真木昴は公安に所属しているのですが、ここ数ヶ月分の記憶を失っていました。どんな仕事に関わっていたか思い出せない真木は自分の身分を明かす訳にもいかず、でもそんな真木を、姪のエマと二人暮らしの箕六はあっさり家に入れてしまうお人好しなのでした。やがて後輩の甘粕が真木を探し当てたことで真木は記憶を取り戻します。34歳には見えない美人な箕六と元気なエマと3人で過ごす穏やかな生活は、潜入捜査で危うく命を失いかけた真木の人生を違う方向へと転換します。海の向こうの違う世界と浜辺のこちらの世界とが繋がるロマンティックなお話でした。『その恋、共有させていただきます』カッコいい仙石原部長にこっそり片想いしている入山くんは、偶然入ったバーで部長と鉢合わせします。休憩室でうっかり部長にキュンすると言ってしまった事が本人の耳に入っていると知った入山くんは、カァーッとなってグイグイお酒を飲んでしまうのでした。パン好きの人たちの集まるバーが楽しく、お話もサクッと美味しいお洒落なパンみたいでした。