本田鹿の子の本棚
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本田鹿の子の本棚

佐藤将

乙女メンタルなので脱落(2巻まで)

ネタバレ
2025年5月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 父が覗き見る娘の本棚には変な本だらけ……という設定が面白そうで読みました。
「変な本」の内容は、既存の作品から作者さんが思いついた変な方向性を野放図に描いた、という印象で、パロディに近いかな。笑えるところも多いです。
しかしこのノリをずっと読み続けるのは個人的な趣味としては合わず、2巻で脱落しました。
あの変な内容の本を「娘」が読んでいるというギャップが笑いの源ではあると思うのですが、だんだんと「この本棚は、鹿の子ちゃんの本棚ではなくて作者さんの本棚だな」という気分になってしまって自分の中でギャップが消滅してしまいました。
また、父と娘の関係に変化があるわけではないので、ずっと同じ場所で同じような思考を見続ける、という状態になり、ほのぼの日常ものならそんな状態も良いのですが、これはやっぱり男性的ドギツさがあってちょっと。けっこう乙女メンタルなので。
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