大雪海のカイナ
」のレビュー

大雪海のカイナ

武本糸会/弐瓶勉(東亜重工)

漫画の続編までの見届けをお勧めします

ネタバレ
2025年5月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ ムッチャ面白かったです!
漫画4巻まででも十分面白いのですが、続編の映画版アニメまで見届けて「大雪海」がどうなるのかを知る事ができます。

物語は、雪に覆われてどんどん水面が上昇して住むところを無くしつつある人類が、「軌道樹」といわれる巨大な木の根元で水を得て細々と暮らしている世界。
その中のひとつの国「アトランド」は、水を奪おうといくつもの国を滅ぼしてきた敵「バルギア」との闘いが今にも起きそうな状況で、絶対的な戦闘力の違いに絶望しながらも「天膜」にいるという賢者を求めて空に登る王族の姫「リリハ」。
けれど「天膜」には賢者はおらず、少人数で暮らす老人たちとただ一人の少年「カイナ」に出合う。
魅力的なキャラクターと作り込まれたストーリー展開は波乱万丈でハラハラドキドキのしっぱなしでした。

そして「天膜」で、滅亡した文明の微かな残り香である看板の文字を読む事を教えられていた「カイナ」が、その続きの希望の光を見つけるのです。
映画では、本編で出てきた「ヒカリ」なる存在がなんであるかも明らかになります。
最後の最後まで見届けられる事をお勧め致します。
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