このレビューはネタバレを含みます▼
893組長の息子の桃と、舎弟頭の息子の虎のお話。
作品としてはすごく良いんだと思う。桃も虎もお互い好きなんだけど、桃は、自分が将来組長になるのは自明なことで、「組長の息子だから」「父親に言われたから」虎が自分といるのではないかと思う。虎はそんなこと思っていないけれど、環境が環境だけに、お互いの父親たちと自分たちを重ねて、桃は不安になる。
そんな状態を乗り越えて、2人の新しい関係を作り上げて、絆は変わらず強固でーー。
という感じで、2人の父親の関係とかも含め、読んでいてグッとくるものもあるんだけど、なんだろう、イマイチ萌えなかったというか。虎の見た目も個人的にはあまり…。良い作品であることは頭では分かってるんだけど、ホント個人的な好みとして合わなかったんだと思う。