沼(助)にハマる

2025年5月16日

隠密の男が、自分が仕える家老より若殿への密書を運ぶ指令を受け、そのどんどん過激になる指令にも忠実に仕事をこなすお話。
これはまさに新感覚。時代モノのBLは見たことがありますが、これは時代モノではなく時代劇そのもの。登場人物たちの会話も設定もお話の筋道も全てが時代劇なのです。ただ一点、その密書が沼助自体であり、沼助を介した家老と若殿のプレイに沼助が翻弄されながらも、必死でお役目を全うしようとするその真面目さ、忠義にジワジワとハマっていく感じでした。表には出さない沼助の戸惑いと心の声がいいツッコミとして描かれている、その小芝居感が最高でした。

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くりさん

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