四畳半のいばら姫
」のレビュー

四畳半のいばら姫

佐藤ざくり/吉田夢美

大人が読むとツッコミどころ満載

2025年5月31日
作画は多分若い方なのに佐藤ざくり先生の漫画感が凄いです。お話は「自分は不幸だ」と嘆く16歳女子高生に学校の人気男子3人が関り生活が変わっていくシンデレラストーリー。作中の1軍女子いわく主人公は「底辺気取った芋女」。看護師のシンママは男の元へ走り2ヶ月帰って来ないし督促状が溜まっています。4畳半のアパートにコンビニでバイトする女子高生が一人で暮らしています。たまにママから振り込まれるお金はスマホ代で消える程度。ママに甘えたいし、パパ活に手を出したり、卑屈になったり、プライドが高かったりと、もう若さ全開です。中高生がターゲット層のマーガレットなのでおばさんが読むとツッコミどころ満載ですが、この甘ちゃんの感じだけは懐かしい気もします。少女の頃に読みたかったです。書籍も持っているので、ざくり先生の設計図の様なネームを絵にしていく夢見先生というプチ情報を置いておきます。私服百景の黒ネイルはざくり先生のネームにはなかった件も置いておきます。
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