このレビューはネタバレを含みます▼
個人的にハマるの難しいカテゴリーのBLですが、本編はどんどん読めて面白かったです。お笑い芸人だからコントとか漫才シーンが多いと逆にスンってなってしまうところを、バランスよく見せててBLに集中できました。
お笑いトリオ「三角屋敷」の中心人物モーちゃんが突然亡くなってしまい、この世の終わりみたいになってたボケ担当の松尾(受)と何とか立て直そうと奮闘するツッコミ担当の椎葉(攻)のお話。はじめは、トリオを組んでた頃も今も松尾のことをモーちゃん任せにしてて何も知らないでいた椎葉は、松尾の男関係や仕事に対してのあり方に振り回されて主従関係が生まれてたけど、松尾とコンビを組んでもう一度頑張りたい!もっと知りたい!と腹を括ったあたりからは童貞くんなりに格好良く動いてて応援したくなりました。
松尾は芸に対しては天才的ですが男がいないとダメなタイプで、体の相性さえ良ければ誰でもOK(ビッ◯苦手な人は注意)。モーちゃんが居なくなってから、コンビ再結成する条件として相方の椎葉に竿役を提案するくらい…
なのに、恋には臆病で相手に本気を垣間見ると途端にブレーキをかけるという恋愛拗れ組です。過去の男が酷過ぎるけど、そこはスッキリシーンあるので読後感は良きです。
これからも恋人であり相方でもある2人は楽しく漫才していくんだろうな〜(主従関係は定番化してそうだけどw)