カラー・コレクション-PARADE-【電子限定描き下ろし付き】
芹澤知
ねね
さん
(女性/40代)
総レビュー数:3747件
このレビューはネタバレを含みます▼
美大を舞台にした「カラー・コレクション」続編、3CPそれぞれのその後。前作も好きだったけど、こちらもすごくよかった!みんな年を重ねて経験を積んでも、いつまでも瑞々しくあって欲しい。
「ふたりのアトリエ」
NYと日本で遠距離恋愛中の彫刻家・天野×デザイナーの彩輝。天野の展覧会のスタッフにスカウトされた彩輝はNYへ飛び、一緒に生活することに。公私共に順調だったけれど、仕事優先の彩輝と同じ時間を過ごしたい天野で、すれ違いから溝が生まれてしまう。参加型の展覧会めっちゃ楽しそう!ズレてしまった気持ちは一緒に重ね直して、同じ方向を見て歩く二人はこれ以上ないパートナー。芸術家らしいプロポーズが素敵すぎる。
「花束のある風景」
ゲーム会社を作って順調な兼弘×美大教授の彫刻家・大竹、すでに同棲中の二人。とりあえず脱サラ美大生だったかねちが成功してて、てっちゃんともいいパートナーのままで嬉しい〜。そして大竹教授がずいぶん素直に!子供の頃から温めていたゲームのリリースを控えて、大事なものの取捨選択に悩むかねち。凝り固まっていた思考が大竹の言葉で出口を見つけて、やっぱり一番大人な二人だなー。思ったより年齢差があったので、くれぐれも健康で、末永く幸せでいて欲しい。
「エラン・ヴィタール」
大竹の助手で若手彫刻家・高木×ヌードモデルのミハイル。相変わらず完璧な肉体美が眼福すぎる!それなりに成功してはいるものの行き詰まっている高木が、またもスランプに陥り周りも見えない状態に。まさかこの二人が別れるとは衝撃…。高木のためにトラウマを乗り越えたミハイルの献身が高木に届いて、本当によかった。
「Le bonheur de vivre-生きる喜び-」
暗闇を抜け出した全員集合の数年ぶりの森美祭。お揃いの白つなぎ泣ける。大団円の多幸感!大満足!
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