このレビューはネタバレを含みます▼
痴漢の冤罪で捕まり、刑務所内で過ごさざるを得ない堂野の描写が読んでて辛かった。何もしてないのに、なんて不条理なんだろう…。そんな中で出会った喜多川の過去が壮絶で苦しすぎる。だけど、純粋で無垢で一途な喜多川が怖くもあるけど、どんどん惹かれていき、ずっと探し続ける姿に涙が出た。読み始めたら続きが気になり一気に読むほど面白かった!ただ、あの事件だけは読むのが本当に辛かった。読み終わってからも、しばらく余韻に浸り2人の事を考えてしまう。しをんさんの後書きやレビューを見て続編を知り、読みたくて仕方ないのに、すぐには手に入らなそうで涙が出そう(ToT)何で電子で読めないんですかーー!絶対に手に入れて読みたい!