このレビューはネタバレを含みます▼
1巻目読了です。
美醜に関しては大昔から物語の筋に置かれたりしますが、高貴な身分にある醜女が顔を隠して権力を手にしたい者が娶るー挙げ句は冷遇したり、陰で虐げて、閉じ込めて死に至らしめるーなどが常ですが、こちらの物語はそこからはかけ離れていて、前世の記憶がある主人公ジーノにとって美醜は忘れることの出来ないものとして、今世の人格形成にも大きく関わっているもので…。
前世の記憶を秘かに活かして若くして成功していても彼自身の人としての、生涯のパートナーを得る幸せの妨げにもなっている…
『外見』は大事だけど、それ以上に大切なものとは…ちょと考えちゃいますが、シンプルにジーノもゴブリン令嬢の幸せも、それまでを見守りたいと思ってしまう。
タイトル通りに“幸せになるまで”のその過程?w 次巻も楽しみです。